2017年05月30日
鬼退治 出会いと別れ
AM2:30
前日に引き続き、眠い目を擦りながら準備を始める。
3:00には出発をすべく一行はまだ暗い宿の中を徘徊する。
前日にリーダーを組んだタックルは車に積み込んであったので、顔を洗って着替えれば即出発だ。
夜明け前に出かけるのはいつだって気持ちが高ぶる。
宿の外に出ると今日はあれだけ吹き荒れていた風もなく、無風に近い。
その分気温は低めで、若干の寒さを感じる。
道中、前日にあれだけ運を使ってしまったので、果たして残量が残っているかどうか心配になっていたのは内緒。
できる事ならば、帰りの飛行機が墜落しない分だけ残して使い切ってしまいたい気持ちだ。
そしてスタートポイントは前日と同じ場所。
条件は違うだろうが、実績という名の魔力には敵わない。
一行は昨日よりも身軽な気持ちで水に入りキャストを始める。

初挑戦で全員キャッチすると言う、ある意味偉業は成し遂げたので、みな気軽に見えるのは気のせいだろうか?
我々は日本の最北端の海、オホーツク海にいるわけだが潮が太平洋側なのか、宗谷を基準に見れば良いのか判断できない。
Youさん曰く、宗谷のそれとは全く違う時間と潮位なのだそうだ。
前日の激流のような潮と川の流れのぶつかりは無いものの、潮が聴き始めると川はやはり騒がしくなってくる。
海からやって来た水は、やっかいな物も運んでくる。
大量の海藻だ。
キャスト毎に絡みついてくる海藻を取るのだが、時折怪獣のような大きさの物が掛かってしまう。
だれかが引っ掛けてしまい、切られたであろうライン付きの海藻がくろぼうさんを手こずらせていた。
案の定自分にも巨大な海藻や流れている枝などが邪魔をして、釣りにくい。
釣れない時間が続き、いい加減腹が減ったので宿の女将が用意してくれた、ハンカチに包まれた握り飯を頂くのだが、
前日に女将が「何故か梅干しを食べると釣れないらしい」と面白いジンクスを教えてくれた。
残念ながら最初から梅干しが苦手なので、そのジンクスは当たりそうにないなと妙な自信を持つ。
冗談で女将に「一個だけ梅干しおにぎり入れといてね」と言ったが、実は本当に一個だけ有って誰か食べてるんじゃないだろうか?
そんな事を考えながら、気温が低い事もあり水の中で冷えた身体を温めようと、朝からカップ麺を作る事にした。

ライジャケを風防代わりに使い湯を沸かす。
やがて湯気が勢いよく噴き始めると、カップ麺に湯をそそぎ、握り飯を頬張りながらズルズルとすする。
冷えた体に染み渡る。
ただ、女将が握り飯にギッシリと詰め込んだギョウジャニンニクは、朝飯にはちとキツイ。
そんなやりとりで、モタモタしているうちに時合い?も過ぎてしまった様で静かな川面に戻る。
今日は昨日と違い、まだヒットはない。
陽も完全に登り、気温も上がり始めた頃に移動しようと言う事になった。
そう言えば、時系列が前後してしまうが、2日目に「北海道」「イトウ釣り」と検索すれば必ず出て来るであろう、
原生林の蛇行した上流部にも一応行ったのだ。
みな事前にグーグルマッップで散歩は済ませているようで、川岸を進む道を何故か知っている。
一つの橋を起点に上流に向かう一行の頭によぎるのは「クマ」の存在だ。
一応道内では警戒するように警告も出されているので、笛に熊鈴、ベアスプレーは身につけている。
それらを装備した者で前後を挟みながら進むのだが、腐葉土と若い熊笹に足を取られ息が上がってしまう。
蛇行する川の一端に陣をとり、キャストを開始する。

釣れる釣れないは別にして、イトウ釣りと言えばこのロケーション。
川での釣りは好きなので、一層テンションが上がる。
数投目で岸際に投げていたルアーにアタリがあった。
小さいようで、合わせたらプルプルと感触があったがすぐにバレてしまった。
物陰に身を隠し、虎視眈々と様子伺うイトウをイメージしながらキャストをした。
その後は全く釣れる気配もなく、しびれを切らせて対岸に移動したりしたが、我々にドラマは起きなかった。
この川の流れに身を置きたかったので、一応ウェーディングしてみるが、泥と腐葉土が思ったより体積していて
足がズブズブとめり込む。
砂が混じっていれば多少は安定するのだが、これは危険と判断して深入りはやめておく。
膝より上になるようならやめた方が良い。
2名ないし複数での釣行ならまだ良いが、単独では非常に危険である。
蛇行した川は抉れている事が多いし、垂直に掘られている事もある。
危険を事前に察知する事は自然相手の遊びでは重要な事なのだ。
もう少し良さそうなポイントにいける所まで行ってみようと、車を砂利道に入れ込むが・・・・・
この手の移動も考慮して「一応」4輪駆動のワゴンを借りたのだがお話にならない。
4人+釣り道具でサスペンションは根をあげてしまい、少しの段差で底を擦ってしまうのだ。
これは予約した自分の大きなミス。
街乗り4駆じゃだめだ。
もっと本格的な車を借りるか、軽バン2台に分乗したほうが良かった。
見かねたYouさんが気を効かせてくれて、運転していた番長以外は皆で歩くと言う。

自分の車ならばなんともないであろうこの程度の道で、四苦八苦するとは思わなんだ。
次回はもう少し考えよう。
3日目に話は戻るが、昼間は多分釣れないだろうと考え、一端ウェーダーを脱ぎ、今度は前日とは逆に空港側を目指す。
実はメンバーの一人、ヒデちゃんはここに来る時あまり観光をしていないのだと言う。
せっかく美味い海鮮があるし、最北端の岬も見ていないのだ。
では折角なので、釣り具の確保と腹ごしらえも兼ねて稚内まで行く事にする。
着替えている時に、ふと気がつく。
「あ、靴がない」
そうなのだ、今朝はポイントで焦らないようにとウェーダーを履いて宿を出発していたのだ。
ウェーダーを履いたまま稚内をウロウロしようか迷ったが、くろぼうさんが宿に寄ってくれると
言うので靴を取りに行く事し、事なきを得た。
小1時間で到着した稚内は雨に濡れていたが、寂れた雰囲気を出していて風情があった。
日曜日だと言うのに交通量も少なく、観光客も少ない。
これまた前回同様、少し寂れた釣具屋に入るが昨日よりは少しマシなラインナップ。
海系のルアーがメインに置いてあったが、これまたパッケージがパリパリの物を数個買う。
釣具屋を出た後は腹ごしらえと行こうじゃないか。

最北端の駅でパチリとした後は、目を付けていた海鮮丼屋に入る。
少々根が張るが、折角なのでみな贅沢をする。

なにか泡立つ物が写っているけど、番長はアルコールを全く受け付けない身体なのでご安心を。
自分で言うのもなんだが、こういう旅でこそ活躍する体質だと自負している。
ペロリと平らげた後は、各自お土産を自宅に送り、再度川に戻る。
途中に漁港で根魚を狙うんだと、立ち寄ってみたが、のっぺりとした海からは何も返信は無し。
遠目にタコの水揚げを観察しながらエンジンを掛け再度向かう。
前日の土曜日は流石に賑わっていたポイントだが、日曜日の今日はもっと混むかもしれない。
夕刻の時合いまでだいぶ時間があるが、今日は昼寝を控えて釣りをする事にする。
定位置と化したポイントの対岸には馬の背の砂地があって、そこで釣りしようと反対側に行くも惨敗。
戻って三度訪れたポイントには相変わらず釣り人がパラパラ居たが、定位置ポイントはブレイクから離れているし、
澄んだ水から見える通り、かなりの浅さなのだ。
満潮時は多少上がってくるが、それでもかなり前へ前へと入っていける。
前日の大物を仕留めた時に横へ横へと、嫌な動きをしたのはこの水深のせいなのだ。
真っ直ぐ深場に行かず、横に走ったのは水深が浅いからに他ならない。
この浅い水深が、我々に釣果をもたらし、次回の釣行における大きなヒントになり得るのだ。
次回は同じ状況かどうかは推測できないが、少なくともここのイトウの習性は理解できた気がする。
まあ習性が解ったからと言って、そうそう簡単に釣れるわけもなく、四苦八苦するのは何時もの事なんだが。
途中に沖の方にボイルが見えて、イトウがジャンプして姿が丸見えになっていた。
イトウってあんな風にジャンプするんだと感心する。
そう言えば前日からやたらと鳥が旋回してたが、どうやらこの手のボイルに反応していたようだ。
ふと邪な考えが浮かび、堤防の先端でルアーを投げてはみるが釣れる訳もない。
どうも堤防の釣りは向いてない。
そんな中でも大型を2匹もキャッチしたくろぼうさん。
くろぼうさんはYouさんと自分が通していたレンジとは違うレンジを黙々と通していた。
この事が後で重要な事に気がつくのだが、この精神力には毎度感心させられる。
こう見えて意外と言うかミーハーなので、自分の釣法よりも釣果を優先する自分とは真逆だ。
最後はいつも結果を出すくろぼうさん。
一方ヒデちゃんも毎度ご一緒させていただいているが、いつも気がつくと釣れてる。
決して自分のように騒ぐ事はないが、シレっと釣るのがヒデちゃん流。
「釣れちゃった」と言ってはいるが、ちゃんと考えを持って狙っているのは知っている。
彼もまた釣りウマな一人。
勉強する所が多々ある。
何かの縛りがあるわけでもないので当然だが、同じ地に居てもそれぞれが、考えを持ち挑んでいる。
共通するのはみな「釣りが好きなんだなぁ〜」と言う言う事。
ほんと、みんな楽しんでる。
自分は釣り好きかな?楽しんでるかな?なんて事をいつも考えちゃうのは悪い癖。
そんな邪な考えですから、運を昨日で使い果たしてしまったようだ。
帰りの分が残っていると良いのだが・・・・・
そうは言っても、この旅でアメマスを含め4本もキャッチ出来たのは幸運だった。
全体では20本は軽く超えていただろう。
初めてにしては上出来すぎて、次回が辛くなる。
しかし釣りと言うのは実に不思議な物である。
数ある趣味の中でも、自分本意ではなく自然、野生からの応答を待たねばならない唯一の趣味。
狩猟とはまた違う意味での「狩」は人間の本能を、ほんの少し刺激する。
釣りたいと願っても野生が相手では容易ではない。
本当に不思議なものだ魚釣りというものは。
この日は結構遅くまで川に浸かっていた気がする。

夕陽をバックに写る釣り人はいつも美しい。
Youさんと二人並んで、時折冗談をかわしながら「釣れなくてもいいや」と本気で思った。
岸辺で待つくろぼうさんとヒデちゃんを待たせてはいるが、いつまでもいつまでもこうして居たいと
心から願う。
永遠に続かないかと切に願う。
北海道遠征での釣りは今日が最終日。
明日も早朝ならば2時間は釣りが可能だが、荷造りもしなきゃならない。
夕食を作って待っている女将さんにも少々気後れがする。
幾度となく投げた「泣きの一投」
いったい何回「最後ね」と言いながら投げたであろうか。
欲を言えば魚からの返信が欲しい所だが、キャストを止めれば川から上がらざるを得なくなり、それは
北海道での釣りの終わりを意味する。
それが嫌でキャストをしていたと言っても過言ではない。
きっと皆同じ気持ちだったと思う。
そして本当に最後の一投を終わらせ、川辺を車に向かって歩き出す。

くろぼうさんが流木で作ってくれたロッドスタンド。
夕陽に映えてとても綺麗に見えてた。
ありがとう。
陳腐な台詞は狩には必要ないが、この旅に・・・そして何より一緒に旅してくれた友人にありがとう。
釣果だけを求めるならば一人で来たって良い。
だが、この友人達が一緒だから旅に出る事ができた。
残念ながら今回は来れなかった友人達もいつも応援してくれてた。
ブログを初めてから毎年みんなで集まっては楽しんでる晩秋の琵琶湖。
最初の琵琶湖から10年の月日が流れ、与太話だった北海道遠征も現実の物になった。
10周年にふさわしい旅となった今回。
翌日の帰りの話もあるけれど、今回はここまでで一旦終了。
空港での別れはいつもの如くアッサリと。
まるで来週も会うかの如く「じゃまたね」で別々に歩き出す。
それがまたいい。
また一緒にこの土を踏もう。
今度は全員で旅をしようじゃないか。
この旅の一部始終に一喜一憂してくれる彼の地の友人達もきっと同じ気持ちになるだろう。
本当に来てよかった。
釣りの楽しみは釣るだけにあらず。
前日に引き続き、眠い目を擦りながら準備を始める。
3:00には出発をすべく一行はまだ暗い宿の中を徘徊する。
前日にリーダーを組んだタックルは車に積み込んであったので、顔を洗って着替えれば即出発だ。
夜明け前に出かけるのはいつだって気持ちが高ぶる。
宿の外に出ると今日はあれだけ吹き荒れていた風もなく、無風に近い。
その分気温は低めで、若干の寒さを感じる。
道中、前日にあれだけ運を使ってしまったので、果たして残量が残っているかどうか心配になっていたのは内緒。
できる事ならば、帰りの飛行機が墜落しない分だけ残して使い切ってしまいたい気持ちだ。
そしてスタートポイントは前日と同じ場所。
条件は違うだろうが、実績という名の魔力には敵わない。
一行は昨日よりも身軽な気持ちで水に入りキャストを始める。

初挑戦で全員キャッチすると言う、ある意味偉業は成し遂げたので、みな気軽に見えるのは気のせいだろうか?
我々は日本の最北端の海、オホーツク海にいるわけだが潮が太平洋側なのか、宗谷を基準に見れば良いのか判断できない。
Youさん曰く、宗谷のそれとは全く違う時間と潮位なのだそうだ。
前日の激流のような潮と川の流れのぶつかりは無いものの、潮が聴き始めると川はやはり騒がしくなってくる。
海からやって来た水は、やっかいな物も運んでくる。
大量の海藻だ。
キャスト毎に絡みついてくる海藻を取るのだが、時折怪獣のような大きさの物が掛かってしまう。
だれかが引っ掛けてしまい、切られたであろうライン付きの海藻がくろぼうさんを手こずらせていた。
案の定自分にも巨大な海藻や流れている枝などが邪魔をして、釣りにくい。
釣れない時間が続き、いい加減腹が減ったので宿の女将が用意してくれた、ハンカチに包まれた握り飯を頂くのだが、
前日に女将が「何故か梅干しを食べると釣れないらしい」と面白いジンクスを教えてくれた。
残念ながら最初から梅干しが苦手なので、そのジンクスは当たりそうにないなと妙な自信を持つ。
冗談で女将に「一個だけ梅干しおにぎり入れといてね」と言ったが、実は本当に一個だけ有って誰か食べてるんじゃないだろうか?
そんな事を考えながら、気温が低い事もあり水の中で冷えた身体を温めようと、朝からカップ麺を作る事にした。

ライジャケを風防代わりに使い湯を沸かす。
やがて湯気が勢いよく噴き始めると、カップ麺に湯をそそぎ、握り飯を頬張りながらズルズルとすする。
冷えた体に染み渡る。
ただ、女将が握り飯にギッシリと詰め込んだギョウジャニンニクは、朝飯にはちとキツイ。
そんなやりとりで、モタモタしているうちに時合い?も過ぎてしまった様で静かな川面に戻る。
今日は昨日と違い、まだヒットはない。
陽も完全に登り、気温も上がり始めた頃に移動しようと言う事になった。
そう言えば、時系列が前後してしまうが、2日目に「北海道」「イトウ釣り」と検索すれば必ず出て来るであろう、
原生林の蛇行した上流部にも一応行ったのだ。
みな事前にグーグルマッップで散歩は済ませているようで、川岸を進む道を何故か知っている。
一つの橋を起点に上流に向かう一行の頭によぎるのは「クマ」の存在だ。
一応道内では警戒するように警告も出されているので、笛に熊鈴、ベアスプレーは身につけている。
それらを装備した者で前後を挟みながら進むのだが、腐葉土と若い熊笹に足を取られ息が上がってしまう。
蛇行する川の一端に陣をとり、キャストを開始する。

釣れる釣れないは別にして、イトウ釣りと言えばこのロケーション。
川での釣りは好きなので、一層テンションが上がる。
数投目で岸際に投げていたルアーにアタリがあった。
小さいようで、合わせたらプルプルと感触があったがすぐにバレてしまった。
物陰に身を隠し、虎視眈々と様子伺うイトウをイメージしながらキャストをした。
その後は全く釣れる気配もなく、しびれを切らせて対岸に移動したりしたが、我々にドラマは起きなかった。
この川の流れに身を置きたかったので、一応ウェーディングしてみるが、泥と腐葉土が思ったより体積していて
足がズブズブとめり込む。
砂が混じっていれば多少は安定するのだが、これは危険と判断して深入りはやめておく。
膝より上になるようならやめた方が良い。
2名ないし複数での釣行ならまだ良いが、単独では非常に危険である。
蛇行した川は抉れている事が多いし、垂直に掘られている事もある。
危険を事前に察知する事は自然相手の遊びでは重要な事なのだ。
もう少し良さそうなポイントにいける所まで行ってみようと、車を砂利道に入れ込むが・・・・・
この手の移動も考慮して「一応」4輪駆動のワゴンを借りたのだがお話にならない。
4人+釣り道具でサスペンションは根をあげてしまい、少しの段差で底を擦ってしまうのだ。
これは予約した自分の大きなミス。
街乗り4駆じゃだめだ。
もっと本格的な車を借りるか、軽バン2台に分乗したほうが良かった。
見かねたYouさんが気を効かせてくれて、運転していた番長以外は皆で歩くと言う。

自分の車ならばなんともないであろうこの程度の道で、四苦八苦するとは思わなんだ。
次回はもう少し考えよう。
3日目に話は戻るが、昼間は多分釣れないだろうと考え、一端ウェーダーを脱ぎ、今度は前日とは逆に空港側を目指す。
実はメンバーの一人、ヒデちゃんはここに来る時あまり観光をしていないのだと言う。
せっかく美味い海鮮があるし、最北端の岬も見ていないのだ。
では折角なので、釣り具の確保と腹ごしらえも兼ねて稚内まで行く事にする。
着替えている時に、ふと気がつく。
「あ、靴がない」
そうなのだ、今朝はポイントで焦らないようにとウェーダーを履いて宿を出発していたのだ。
ウェーダーを履いたまま稚内をウロウロしようか迷ったが、くろぼうさんが宿に寄ってくれると
言うので靴を取りに行く事し、事なきを得た。
小1時間で到着した稚内は雨に濡れていたが、寂れた雰囲気を出していて風情があった。
日曜日だと言うのに交通量も少なく、観光客も少ない。
これまた前回同様、少し寂れた釣具屋に入るが昨日よりは少しマシなラインナップ。
海系のルアーがメインに置いてあったが、これまたパッケージがパリパリの物を数個買う。
釣具屋を出た後は腹ごしらえと行こうじゃないか。

最北端の駅でパチリとした後は、目を付けていた海鮮丼屋に入る。
少々根が張るが、折角なのでみな贅沢をする。

なにか泡立つ物が写っているけど、番長はアルコールを全く受け付けない身体なのでご安心を。
自分で言うのもなんだが、こういう旅でこそ活躍する体質だと自負している。
ペロリと平らげた後は、各自お土産を自宅に送り、再度川に戻る。
途中に漁港で根魚を狙うんだと、立ち寄ってみたが、のっぺりとした海からは何も返信は無し。
遠目にタコの水揚げを観察しながらエンジンを掛け再度向かう。
前日の土曜日は流石に賑わっていたポイントだが、日曜日の今日はもっと混むかもしれない。
夕刻の時合いまでだいぶ時間があるが、今日は昼寝を控えて釣りをする事にする。
定位置と化したポイントの対岸には馬の背の砂地があって、そこで釣りしようと反対側に行くも惨敗。
戻って三度訪れたポイントには相変わらず釣り人がパラパラ居たが、定位置ポイントはブレイクから離れているし、
澄んだ水から見える通り、かなりの浅さなのだ。
満潮時は多少上がってくるが、それでもかなり前へ前へと入っていける。
前日の大物を仕留めた時に横へ横へと、嫌な動きをしたのはこの水深のせいなのだ。
真っ直ぐ深場に行かず、横に走ったのは水深が浅いからに他ならない。
この浅い水深が、我々に釣果をもたらし、次回の釣行における大きなヒントになり得るのだ。
次回は同じ状況かどうかは推測できないが、少なくともここのイトウの習性は理解できた気がする。
まあ習性が解ったからと言って、そうそう簡単に釣れるわけもなく、四苦八苦するのは何時もの事なんだが。
途中に沖の方にボイルが見えて、イトウがジャンプして姿が丸見えになっていた。
イトウってあんな風にジャンプするんだと感心する。
そう言えば前日からやたらと鳥が旋回してたが、どうやらこの手のボイルに反応していたようだ。
ふと邪な考えが浮かび、堤防の先端でルアーを投げてはみるが釣れる訳もない。
どうも堤防の釣りは向いてない。
そんな中でも大型を2匹もキャッチしたくろぼうさん。
くろぼうさんはYouさんと自分が通していたレンジとは違うレンジを黙々と通していた。
この事が後で重要な事に気がつくのだが、この精神力には毎度感心させられる。
こう見えて意外と言うかミーハーなので、自分の釣法よりも釣果を優先する自分とは真逆だ。
最後はいつも結果を出すくろぼうさん。
一方ヒデちゃんも毎度ご一緒させていただいているが、いつも気がつくと釣れてる。
決して自分のように騒ぐ事はないが、シレっと釣るのがヒデちゃん流。
「釣れちゃった」と言ってはいるが、ちゃんと考えを持って狙っているのは知っている。
彼もまた釣りウマな一人。
勉強する所が多々ある。
何かの縛りがあるわけでもないので当然だが、同じ地に居てもそれぞれが、考えを持ち挑んでいる。
共通するのはみな「釣りが好きなんだなぁ〜」と言う言う事。
ほんと、みんな楽しんでる。
自分は釣り好きかな?楽しんでるかな?なんて事をいつも考えちゃうのは悪い癖。
そんな邪な考えですから、運を昨日で使い果たしてしまったようだ。
帰りの分が残っていると良いのだが・・・・・
そうは言っても、この旅でアメマスを含め4本もキャッチ出来たのは幸運だった。
全体では20本は軽く超えていただろう。
初めてにしては上出来すぎて、次回が辛くなる。
しかし釣りと言うのは実に不思議な物である。
数ある趣味の中でも、自分本意ではなく自然、野生からの応答を待たねばならない唯一の趣味。
狩猟とはまた違う意味での「狩」は人間の本能を、ほんの少し刺激する。
釣りたいと願っても野生が相手では容易ではない。
本当に不思議なものだ魚釣りというものは。
この日は結構遅くまで川に浸かっていた気がする。

夕陽をバックに写る釣り人はいつも美しい。
Youさんと二人並んで、時折冗談をかわしながら「釣れなくてもいいや」と本気で思った。
岸辺で待つくろぼうさんとヒデちゃんを待たせてはいるが、いつまでもいつまでもこうして居たいと
心から願う。
永遠に続かないかと切に願う。
北海道遠征での釣りは今日が最終日。
明日も早朝ならば2時間は釣りが可能だが、荷造りもしなきゃならない。
夕食を作って待っている女将さんにも少々気後れがする。
幾度となく投げた「泣きの一投」
いったい何回「最後ね」と言いながら投げたであろうか。
欲を言えば魚からの返信が欲しい所だが、キャストを止めれば川から上がらざるを得なくなり、それは
北海道での釣りの終わりを意味する。
それが嫌でキャストをしていたと言っても過言ではない。
きっと皆同じ気持ちだったと思う。
そして本当に最後の一投を終わらせ、川辺を車に向かって歩き出す。

くろぼうさんが流木で作ってくれたロッドスタンド。
夕陽に映えてとても綺麗に見えてた。
ありがとう。
陳腐な台詞は狩には必要ないが、この旅に・・・そして何より一緒に旅してくれた友人にありがとう。
釣果だけを求めるならば一人で来たって良い。
だが、この友人達が一緒だから旅に出る事ができた。
残念ながら今回は来れなかった友人達もいつも応援してくれてた。
ブログを初めてから毎年みんなで集まっては楽しんでる晩秋の琵琶湖。
最初の琵琶湖から10年の月日が流れ、与太話だった北海道遠征も現実の物になった。
10周年にふさわしい旅となった今回。
翌日の帰りの話もあるけれど、今回はここまでで一旦終了。
空港での別れはいつもの如くアッサリと。
まるで来週も会うかの如く「じゃまたね」で別々に歩き出す。
それがまたいい。
また一緒にこの土を踏もう。
今度は全員で旅をしようじゃないか。
この旅の一部始終に一喜一憂してくれる彼の地の友人達もきっと同じ気持ちになるだろう。
本当に来てよかった。
釣りの楽しみは釣るだけにあらず。
2017年05月29日
鬼退治 2日目
2:30 起床
昨夜はベラベラと喋ったり準備をしたり、北海道に来た初日という事もあり中々寝付けず23:00頃の就寝。
「あっという間」と言うのがこれほど当てはまるものは無い程に、目覚ましがけたたましく鳴り、寝ぼけまなこで準備する。
まだ暗がりの中いそいそと準備を済ませた一行は車に乗り込み、前日下見していたポイントに向かう。
前日の大事件で、やや興奮気味の車内には「楽勝ムード」が漂っていた。
釣りを始め、潮が効き始めると川の様子は一変し、何やら水面も賑やかになってくる。
イトウらしきボイルもあちこちで起きて、テンションは最高潮に達する。
友人達も思い思いの場所に入り、投げては巻くの繰り返し。
はて?昨日の様子からすればもう少し何か返事があっても良さそうな物だが・・・・
少なくともアタリらしきものは番長には無い。
そんな中でもシレっとまた釣ってる友人が一名。
・・・・・・・・言葉も出ない。
そうこうしているウチにすっかり夜も明けてしまい、時合も過ぎたようだ。
うーむ・・・・やはりそう簡単には釣れてくれないか。
相変わらず風が強いが昨日の程ではなく、気温も上がり上着はいらない位の気持ちの良さ。
他のポイント視察と昼飯にジンギスカンをたらふく詰め込もうと移動を開始する一行。
向かった先は小規模な流れ込み。
午前中のポイントの小型版と言った感じで、同じような条件が揃ってる。
事前の調査ではあらゆる水は繋がっていて、そこかしこでイトウは釣れるらしいのだが決してコンスタントでは無い。
あくまでも断続的な情報だ。
釣りを終え片付けをしていたカップルに話を聞くと、サーフでボイルがあるらしく良型のアメマスが釣れると言う。
もちろんイトウも釣れるらしい。

アメマスか・・・・そういえば、午前は小さいながらもアメマスを釣ってる人がいたな。
確か名前はY・・・・・・しかし友人の自分が言うのもアレだが、この人は一体何者なんだろうか?
サーフ組と流れ込み組に分かれ、小1時間ほど釣りをするが反応はなかった。
それに根掛かりポイントでスタメンルアーを失ってしまったメンバーもいるので、やや早めだがエネルギーとルアーの補充に釣具屋に向かう。
海岸線を40km程行った所にある観光湖のある町に向かい、金物屋と併設の小さな釣具屋に入りルアーを補充する。
その釣具屋さんのルアーパッケージは劣化していて、強く握るとパラパラと割れてしまう程古びたルアーが少しだけ並んでいた。
既にカタログからも消え去り、出番を待っているルアー達。
選択肢はほぼ無い状況だが、思い思いの戦略に少しでも近いルアーをレジに持って行く。
会計を済ませ出口に向かう時、何気なく見た棚の上に爆竹が置いてあったので、気の良さそうなおばちゃんに
「クマ出る?」と聞くと「出るよ」と言われる。
まぁクマスプレーと音の出る何かを持ってりゃ平気と頼もしいお言葉を頂戴して店を後にする。

そしてお目当のジンギスカンを求め一向は目を皿にして探すが見当たらない。
ネットで検索しても情報はなく、仕方がないのでコンビニで弁当を買い公園でお弁当を食べる。
旅と言えば地の食材を食べたくなるのが人情ってもんだが、時にはこんなのもいい。
ましてや気の知れた友人と食べるとなれば、それもご馳走だ。
ポカポカとした陽気の中で満たされて行くお腹と心。
しかしながらこの観光湖での写真は一枚も無い。
大自然溢れる最北地で、違和感を覚える程人工的なイメージがあったからだ。
さてと、40kmの道のりを今朝のポイントまで戻る事にしましょうか。
きっと途中の河川でも釣りは成立すると思うのだが、釣り人の悲しい性で実績のある所に頭が支配されるのだ。
ポイントまで40kmと行っても都会と違い、信号と交通量の少ない一本道ですから、免許の点数を気にしなくてもアっと言うまに到着する。
到着すると番長以外は準備を手早く終えてテクテクと向かうのだが、この時間・・・・お腹も満たされたし車で昼寝と決め込む。
ここまで来て昼寝????と言われたが、昼寝が好きなのだから仕方がない。
途中何度か携帯の音に気がつくが、思いの他グッスり寝てしまい、ハッキリと目が覚めたのは午後15:00にほど近い頃だったと思う。
3時間ほど寝てしまったらしく、寝ようと思えばまだ寝られるが流石にそれはもったいない気がしてノソノソの準備する。
正直言えば、九頭竜川で惨敗を喫していた自分は釣れる気がしてなかったのだ。
携帯にはヒデちゃんも釣り上げ、くろぼうさんに限ってはかなりの大型を仕留めたと言う知らせが入っていた。
みんな流石の猛者共だ。
この場面できっちり結果を出す能力は、毎回ご一緒させていただいて身に染みてるはずなのに、改めて思い知る。
友人のキャッチに嬉しくもあったが、心の中では「全員キャッチの夢は果たせないかもな」なんて弱気になっていた。
遠い遠いと言いながらも、すでに距離感の鈍った琵琶湖ですら坊主でも悔しくもなんともない。
また来ればいいやってな感じ。
しかし、この北海道遠征となるとやはり釣りたい気持ちはどこかで燻っている。
やや重い足取りでフラフラと車から離れ、皆のいる所に向かうも、投げる気力も失せてる。
前日から午前中にかけて吹き荒れていた南南西の風は北風に変わり、我々の真正面から吹きつけていた。
若干風速は弱いが、ただでさえ釣れない自分に追い打ちをかけるような風。
それでも隣で黙々と投げ続けるYouさんに励まされながら、半ばイヤイヤ投げては巻きを繰り返すが、そんな気持ちで釣れる程甘くはないのが釣り。
こりゃ夕飯時は一言も口を開くまいと心に決め、感じの悪い宴が必至の様相を呈す。
ネガティブな思いが支配していき、もうねそりゃ絶望的てなもんさ。
「よし釣りは向いてない、やめよう」とか「帰ったらロッドは全部ぶち折って、リールはハンマーでスクラップにしよう」
とか「ルアーは全部ミキサーにかけて粉々にしよう」などという思いが駆け巡る。
釣りの楽しみは釣るだけにあらず
これは自分の座右の銘だが、釣りをしてない時も楽しみましょうって意味合いが程強く、まぁ釣れなくてもいいやってスタンス
でもある。
しかし釣れなくても楽しいっちゃ楽しいのだが、願わくは釣れてほしいと思う一面もある。
なんせ今回は「幻の魚」だから。
そりゃ釣りたいわ。
そんな中、ふと横で投げてるYouさんのルアーや巻き方を見ると、明らかに自分と違う事に気がつく。
この場面まで来ないと気がつかない己の未熟さに嫌気を覚えつつ、真似をしてみる。
するとどうだろう?
いままで無かったアタリがあるじゃないか!!!!
夕刻のゴールデンタイムに何言ってんだかと思いつつも、一様にやって見る。
だが、時折アタリはある物のヒットまで至らず決定打に欠ける。
時合いもピークに達し、陽も傾き始めた頃にそれまで使っていたルアーを何気なく変えてみた。
特にこれと言った戦略があった訳でもなく、なんとなくルアーのシルエットと色合いがYouさんのに似ていたから。
ただそれだけ。
そしてドラマは突如として起きた。
グン!!
鈍く、今までと違う感じのアタリを感じ、思わず合わせる。
重みを感じ「乗った!!!!」と叫んだ。
力強く動き出す生命感に心が踊る!!!
ついに来たか!!!
グングンと首を振る魚はやがて沖に向かい走り出す。
さすがに魚偏に鬼と書くだけあって引くねぇ!と思いながらロッドで支える。
抵抗する魚の方を見るとゴバァ!!と尻尾振ったのが見えた!
デカイ・・・・これはデカイ。
数回ドラグを出されたが、ロッドで耐えて横の浅瀬に誘導する。
これはトラウトと言うよりシロ鮭の引きに似てるなと一瞬思う。
だが、尾びれが見えた時にやたらと走るので「スレか?」と思い、少々がっかりしてしまうが
なんせ北の地での初の獲物。
それでもなんとか物にしようと、必死で浅瀬に誘導した時に見えたリアフックだけが掛かった口元。
しっかり食ってる!!!!
いよいよ浅瀬に寄せてみると最後の抵抗を見せ、思わず「メーター行った!」と思った。
その位大きく感じたのだ。
ずり上げるかどうか迷ったが、無理と判断してくろぼうさんにネットでキャッチしてしてもらう。
ネットインした時に思わず歓喜の言葉を上げ仰け反ってしまい、倒れこむ。
絶叫に近い歓喜の言葉が夕刻の河原に響き渡る。
人生で最も息を飲んだ戦いだった気がする。
途中何度もラインが切れるかバレるイメージに襲われたので、キャッチできた時の安堵感は今でも鳥肌が立つ。
やっと・・・・本当にやっと釣れた!と思ったのが大物で余計に嬉しい。
メーターには若干届かなかったが、まずまずの大物じゃないか。
Youさんと握手を交わし、目頭が熱くなり手足が震えながらも横たわる巨魚を抱きかかえる。
長い事夢見てきた魚が今自分の手の中にいる。
ズッシりと重いその巨魚は大きく口を開けて、水に帰せと怒っている様でもあった。

感無量。
まさにその言葉に尽きる夕刻のドラマ。
一生忘れる事はないだろう出来事。
冷たい北風は相変わらず吹いていたが、心の中は暖かい血で滾っていた。
釣りは釣ってなんぼ
手のひら返しの言葉が脳裏に浮かび、釣り人はかくも卑しい人種なんだと再確認。
一匹の魚が釣り人を狂わせるに容易い存在だと気づかされる。
ここにきて初めて北海道と言う日本の懐の深さを感じる。
雄大な自然の中に身をおきつつ、目の前の水の流れしか目に入らないのはどの釣り人も同じ。
あらためて夕刻の海を見渡すと、もうなんとも言えない気持ちが溢れてきた。
そして何より不思議なのは、一匹釣って乗り始めると止まらない事だ。

画像をぼやかしているのではなく、携帯カメラのレンズが濡れていた事に気がつかずこんな画像になってしまった。
なぜかその後ももう一匹釣り、さらにはアメマスまで釣る始末。

掛けた魚がバレて、なぜか水面から帆立の貝殻が勢い良く飛び出してきた時はびっくりした。

何がどう作用するのかわからないが、この日の帰りはきっとクマにでも遭遇し、なぶり殺しにあいそうな勢い。
全ての運をここで使い果たしたのでは無いか?と思うほどアタリもある。
これは帰りの飛行機も心配だ。
ダンマリで終わろうとしていた宴も、無事に全員キャッチで楽しい夜になりそうだと、皆が安心した様子。
さぁ豪華な夕食を頬張るべく宿に向かおう。

もしもこの村にジンギスカンを食べさせる店があれば、絶対に酒と共に皆に振舞っていた自信がある。
寝際にどうしても外に出たくなり、フラフラと少し散歩をした。
残念ながら今回の旅では一度も満天の星空は見せてくれなかったが、その夜は遅くまで何度も何度も写真を見てはニヤやけていたのを思い出す。
昨夜はベラベラと喋ったり準備をしたり、北海道に来た初日という事もあり中々寝付けず23:00頃の就寝。
「あっという間」と言うのがこれほど当てはまるものは無い程に、目覚ましがけたたましく鳴り、寝ぼけまなこで準備する。
まだ暗がりの中いそいそと準備を済ませた一行は車に乗り込み、前日下見していたポイントに向かう。
前日の大事件で、やや興奮気味の車内には「楽勝ムード」が漂っていた。
釣りを始め、潮が効き始めると川の様子は一変し、何やら水面も賑やかになってくる。
イトウらしきボイルもあちこちで起きて、テンションは最高潮に達する。
友人達も思い思いの場所に入り、投げては巻くの繰り返し。
はて?昨日の様子からすればもう少し何か返事があっても良さそうな物だが・・・・
少なくともアタリらしきものは番長には無い。
そんな中でもシレっとまた釣ってる友人が一名。
・・・・・・・・言葉も出ない。
そうこうしているウチにすっかり夜も明けてしまい、時合も過ぎたようだ。
うーむ・・・・やはりそう簡単には釣れてくれないか。
相変わらず風が強いが昨日の程ではなく、気温も上がり上着はいらない位の気持ちの良さ。
他のポイント視察と昼飯にジンギスカンをたらふく詰め込もうと移動を開始する一行。
向かった先は小規模な流れ込み。
午前中のポイントの小型版と言った感じで、同じような条件が揃ってる。
事前の調査ではあらゆる水は繋がっていて、そこかしこでイトウは釣れるらしいのだが決してコンスタントでは無い。
あくまでも断続的な情報だ。
釣りを終え片付けをしていたカップルに話を聞くと、サーフでボイルがあるらしく良型のアメマスが釣れると言う。
もちろんイトウも釣れるらしい。

アメマスか・・・・そういえば、午前は小さいながらもアメマスを釣ってる人がいたな。
確か名前はY・・・・・・しかし友人の自分が言うのもアレだが、この人は一体何者なんだろうか?
サーフ組と流れ込み組に分かれ、小1時間ほど釣りをするが反応はなかった。
それに根掛かりポイントでスタメンルアーを失ってしまったメンバーもいるので、やや早めだがエネルギーとルアーの補充に釣具屋に向かう。
海岸線を40km程行った所にある観光湖のある町に向かい、金物屋と併設の小さな釣具屋に入りルアーを補充する。
その釣具屋さんのルアーパッケージは劣化していて、強く握るとパラパラと割れてしまう程古びたルアーが少しだけ並んでいた。
既にカタログからも消え去り、出番を待っているルアー達。
選択肢はほぼ無い状況だが、思い思いの戦略に少しでも近いルアーをレジに持って行く。
会計を済ませ出口に向かう時、何気なく見た棚の上に爆竹が置いてあったので、気の良さそうなおばちゃんに
「クマ出る?」と聞くと「出るよ」と言われる。
まぁクマスプレーと音の出る何かを持ってりゃ平気と頼もしいお言葉を頂戴して店を後にする。

そしてお目当のジンギスカンを求め一向は目を皿にして探すが見当たらない。
ネットで検索しても情報はなく、仕方がないのでコンビニで弁当を買い公園でお弁当を食べる。
旅と言えば地の食材を食べたくなるのが人情ってもんだが、時にはこんなのもいい。
ましてや気の知れた友人と食べるとなれば、それもご馳走だ。
ポカポカとした陽気の中で満たされて行くお腹と心。
しかしながらこの観光湖での写真は一枚も無い。
大自然溢れる最北地で、違和感を覚える程人工的なイメージがあったからだ。
さてと、40kmの道のりを今朝のポイントまで戻る事にしましょうか。
きっと途中の河川でも釣りは成立すると思うのだが、釣り人の悲しい性で実績のある所に頭が支配されるのだ。
ポイントまで40kmと行っても都会と違い、信号と交通量の少ない一本道ですから、免許の点数を気にしなくてもアっと言うまに到着する。
到着すると番長以外は準備を手早く終えてテクテクと向かうのだが、この時間・・・・お腹も満たされたし車で昼寝と決め込む。
ここまで来て昼寝????と言われたが、昼寝が好きなのだから仕方がない。
途中何度か携帯の音に気がつくが、思いの他グッスり寝てしまい、ハッキリと目が覚めたのは午後15:00にほど近い頃だったと思う。
3時間ほど寝てしまったらしく、寝ようと思えばまだ寝られるが流石にそれはもったいない気がしてノソノソの準備する。
正直言えば、九頭竜川で惨敗を喫していた自分は釣れる気がしてなかったのだ。
携帯にはヒデちゃんも釣り上げ、くろぼうさんに限ってはかなりの大型を仕留めたと言う知らせが入っていた。
みんな流石の猛者共だ。
この場面できっちり結果を出す能力は、毎回ご一緒させていただいて身に染みてるはずなのに、改めて思い知る。
友人のキャッチに嬉しくもあったが、心の中では「全員キャッチの夢は果たせないかもな」なんて弱気になっていた。
遠い遠いと言いながらも、すでに距離感の鈍った琵琶湖ですら坊主でも悔しくもなんともない。
また来ればいいやってな感じ。
しかし、この北海道遠征となるとやはり釣りたい気持ちはどこかで燻っている。
やや重い足取りでフラフラと車から離れ、皆のいる所に向かうも、投げる気力も失せてる。
前日から午前中にかけて吹き荒れていた南南西の風は北風に変わり、我々の真正面から吹きつけていた。
若干風速は弱いが、ただでさえ釣れない自分に追い打ちをかけるような風。
それでも隣で黙々と投げ続けるYouさんに励まされながら、半ばイヤイヤ投げては巻きを繰り返すが、そんな気持ちで釣れる程甘くはないのが釣り。
こりゃ夕飯時は一言も口を開くまいと心に決め、感じの悪い宴が必至の様相を呈す。
ネガティブな思いが支配していき、もうねそりゃ絶望的てなもんさ。
「よし釣りは向いてない、やめよう」とか「帰ったらロッドは全部ぶち折って、リールはハンマーでスクラップにしよう」
とか「ルアーは全部ミキサーにかけて粉々にしよう」などという思いが駆け巡る。
釣りの楽しみは釣るだけにあらず
これは自分の座右の銘だが、釣りをしてない時も楽しみましょうって意味合いが程強く、まぁ釣れなくてもいいやってスタンス
でもある。
しかし釣れなくても楽しいっちゃ楽しいのだが、願わくは釣れてほしいと思う一面もある。
なんせ今回は「幻の魚」だから。
そりゃ釣りたいわ。
そんな中、ふと横で投げてるYouさんのルアーや巻き方を見ると、明らかに自分と違う事に気がつく。
この場面まで来ないと気がつかない己の未熟さに嫌気を覚えつつ、真似をしてみる。
するとどうだろう?
いままで無かったアタリがあるじゃないか!!!!
夕刻のゴールデンタイムに何言ってんだかと思いつつも、一様にやって見る。
だが、時折アタリはある物のヒットまで至らず決定打に欠ける。
時合いもピークに達し、陽も傾き始めた頃にそれまで使っていたルアーを何気なく変えてみた。
特にこれと言った戦略があった訳でもなく、なんとなくルアーのシルエットと色合いがYouさんのに似ていたから。
ただそれだけ。
そしてドラマは突如として起きた。
グン!!
鈍く、今までと違う感じのアタリを感じ、思わず合わせる。
重みを感じ「乗った!!!!」と叫んだ。
力強く動き出す生命感に心が踊る!!!
ついに来たか!!!
グングンと首を振る魚はやがて沖に向かい走り出す。
さすがに魚偏に鬼と書くだけあって引くねぇ!と思いながらロッドで支える。
抵抗する魚の方を見るとゴバァ!!と尻尾振ったのが見えた!
デカイ・・・・これはデカイ。
数回ドラグを出されたが、ロッドで耐えて横の浅瀬に誘導する。
これはトラウトと言うよりシロ鮭の引きに似てるなと一瞬思う。
だが、尾びれが見えた時にやたらと走るので「スレか?」と思い、少々がっかりしてしまうが
なんせ北の地での初の獲物。
それでもなんとか物にしようと、必死で浅瀬に誘導した時に見えたリアフックだけが掛かった口元。
しっかり食ってる!!!!
いよいよ浅瀬に寄せてみると最後の抵抗を見せ、思わず「メーター行った!」と思った。
その位大きく感じたのだ。
ずり上げるかどうか迷ったが、無理と判断してくろぼうさんにネットでキャッチしてしてもらう。
ネットインした時に思わず歓喜の言葉を上げ仰け反ってしまい、倒れこむ。
絶叫に近い歓喜の言葉が夕刻の河原に響き渡る。
人生で最も息を飲んだ戦いだった気がする。
途中何度もラインが切れるかバレるイメージに襲われたので、キャッチできた時の安堵感は今でも鳥肌が立つ。
やっと・・・・本当にやっと釣れた!と思ったのが大物で余計に嬉しい。
メーターには若干届かなかったが、まずまずの大物じゃないか。
Youさんと握手を交わし、目頭が熱くなり手足が震えながらも横たわる巨魚を抱きかかえる。
長い事夢見てきた魚が今自分の手の中にいる。
ズッシりと重いその巨魚は大きく口を開けて、水に帰せと怒っている様でもあった。

感無量。
まさにその言葉に尽きる夕刻のドラマ。
一生忘れる事はないだろう出来事。
冷たい北風は相変わらず吹いていたが、心の中は暖かい血で滾っていた。
釣りは釣ってなんぼ
手のひら返しの言葉が脳裏に浮かび、釣り人はかくも卑しい人種なんだと再確認。
一匹の魚が釣り人を狂わせるに容易い存在だと気づかされる。
ここにきて初めて北海道と言う日本の懐の深さを感じる。
雄大な自然の中に身をおきつつ、目の前の水の流れしか目に入らないのはどの釣り人も同じ。
あらためて夕刻の海を見渡すと、もうなんとも言えない気持ちが溢れてきた。
そして何より不思議なのは、一匹釣って乗り始めると止まらない事だ。

画像をぼやかしているのではなく、携帯カメラのレンズが濡れていた事に気がつかずこんな画像になってしまった。
なぜかその後ももう一匹釣り、さらにはアメマスまで釣る始末。

掛けた魚がバレて、なぜか水面から帆立の貝殻が勢い良く飛び出してきた時はびっくりした。

何がどう作用するのかわからないが、この日の帰りはきっとクマにでも遭遇し、なぶり殺しにあいそうな勢い。
全ての運をここで使い果たしたのでは無いか?と思うほどアタリもある。
これは帰りの飛行機も心配だ。
ダンマリで終わろうとしていた宴も、無事に全員キャッチで楽しい夜になりそうだと、皆が安心した様子。
さぁ豪華な夕食を頬張るべく宿に向かおう。

もしもこの村にジンギスカンを食べさせる店があれば、絶対に酒と共に皆に振舞っていた自信がある。
寝際にどうしても外に出たくなり、フラフラと少し散歩をした。
残念ながら今回の旅では一度も満天の星空は見せてくれなかったが、その夜は遅くまで何度も何度も写真を見てはニヤやけていたのを思い出す。
2017年05月28日
鬼退治 事件発生
「アタッたわ」
その一言に本当にドキっとする。
隣で竿を振っていたYouさんが呟いた。

爆風の中なのではっきりと聞こえなかったが、そう聞こえた。
胸が高鳴ったのか、焦燥感なのかはわからないが、この北の大地に来て若干舞い上がってる自分もいる。
子供の頃から刷り込まれた「幻の魚」と言う神格化された生き物が生で見れる。
それも釣り上げられた姿を見れる事への期待感と、「またこの人釣っちゃうのか!」って言う焦燥感。
このYouさんはいつでもどこでも釣るのよ、マジで。
だから「アタッたわ」とか言われると余計にドキドキするのだ。
で、実際に釣っちゃうのよこれが。

追い風とはいえ、風速20mはあろうかと言う中で、しかも万全の装備ではなくチョロっと見にいってみようか程度で
あっさりその姿を我々の前に晒したイトウという魚。
まさに大事件である。
しかも事件の張本人は多少テンションが上がっている様子だが、まだまだ腹八分目のご様子。
この意欲が自分には足りないんだと反省。
ほんとう何釣らせても上手い・・・・上手すぎる。
多分、人生で出会った人の中で唯一「ジェラシー」という言葉を使いたくなる人。
しかしイトウと言う魚の獰猛な顔つきに嫌でもテンションが上がる。
こうもアッサリ釣れてしまう物なのか?
何がどう幻なんだろうか?
そんな思いと裏腹に、自分も釣りたい欲求に駆られる。
翌日気がつくのだが、夕刻でポイントの状況がわからず闇雲に投げていて、この事が後になって重要な要素になる。
釣り方やルアーなどは今後の記事の中でも詳しく書く事は、ロマンを失ってしまう事になりかねないので書く事はないけどね。
情報は欲しいけど、ポイントやヒットルアーなど全てを知ってしまうとロマンの欠けらも無くなってしまう。
自分なりに推理したり、現地で試行錯誤して釣れた時の喜びは計り知れない物がありますからね。
さてさて、旅の1日目の記事は2回に分けて書きましたが、ご想像の通りこの日は番長は釣れてません。
ウェーダーも履かず、ルアーもまともに持たずで釣れる訳もありません。
(ま、あっさり釣っちゃう人もいるわけだが・・・)
宿に帰って夕食をいただくとしましょうか。
翌日は土曜日という事もあり、おそらく多数の釣り人がやってくる事でしょうと予測して、2:30起床で飛び出す事に。
やれやれ、こりゃ明日が思いやられるなぁと思い床に就く。
事件の真相はこちらで↓
事件の張本人のブログ
その一言に本当にドキっとする。
隣で竿を振っていたYouさんが呟いた。

爆風の中なのではっきりと聞こえなかったが、そう聞こえた。
胸が高鳴ったのか、焦燥感なのかはわからないが、この北の大地に来て若干舞い上がってる自分もいる。
子供の頃から刷り込まれた「幻の魚」と言う神格化された生き物が生で見れる。
それも釣り上げられた姿を見れる事への期待感と、「またこの人釣っちゃうのか!」って言う焦燥感。
このYouさんはいつでもどこでも釣るのよ、マジで。
だから「アタッたわ」とか言われると余計にドキドキするのだ。
で、実際に釣っちゃうのよこれが。

追い風とはいえ、風速20mはあろうかと言う中で、しかも万全の装備ではなくチョロっと見にいってみようか程度で
あっさりその姿を我々の前に晒したイトウという魚。
まさに大事件である。
しかも事件の張本人は多少テンションが上がっている様子だが、まだまだ腹八分目のご様子。
この意欲が自分には足りないんだと反省。
ほんとう何釣らせても上手い・・・・上手すぎる。
多分、人生で出会った人の中で唯一「ジェラシー」という言葉を使いたくなる人。
しかしイトウと言う魚の獰猛な顔つきに嫌でもテンションが上がる。
こうもアッサリ釣れてしまう物なのか?
何がどう幻なんだろうか?
そんな思いと裏腹に、自分も釣りたい欲求に駆られる。
翌日気がつくのだが、夕刻でポイントの状況がわからず闇雲に投げていて、この事が後になって重要な要素になる。
釣り方やルアーなどは今後の記事の中でも詳しく書く事は、ロマンを失ってしまう事になりかねないので書く事はないけどね。
情報は欲しいけど、ポイントやヒットルアーなど全てを知ってしまうとロマンの欠けらも無くなってしまう。
自分なりに推理したり、現地で試行錯誤して釣れた時の喜びは計り知れない物がありますからね。
さてさて、旅の1日目の記事は2回に分けて書きましたが、ご想像の通りこの日は番長は釣れてません。
ウェーダーも履かず、ルアーもまともに持たずで釣れる訳もありません。
(ま、あっさり釣っちゃう人もいるわけだが・・・)
宿に帰って夕食をいただくとしましょうか。
翌日は土曜日という事もあり、おそらく多数の釣り人がやってくる事でしょうと予測して、2:30起床で飛び出す事に。
やれやれ、こりゃ明日が思いやられるなぁと思い床に就く。
事件の真相はこちらで↓
事件の張本人のブログ
2017年05月25日
鬼退治 いざ出陣
2017年5月19日 羽田国内線ターミナル ANA571 稚内空港行 定刻10:35
道内の天気予報は風速14mとかなりの暴風で、ANAからは天候調査のためフライトは未定との案内を受けていた。
よりによってこんな日になぜ?
普段ならば仕方がないと諦めるのだが、今回の旅には強い思い入れがあるのでどうしても行きたかったのだ。
最悪、陸路も使って行く事を頭にいれつつ前日は眠れない夜を過ごした。
当日もAM9:50まで詳細がわからないと言うので、仕方がなく空港に向かい朝食を食べつつ案内を待つ。

やがて伊丹空港から乗り換えで到着した友人と連絡が取れ、空港内の案内で条件付で飛ぶとの知らせを受ける。
羽田に引き返す可能性もあるとの事だが、旅の経験が豊富な友人によると、よほどの雪でもない限り飛べば到着すると言うのだ。
若干の不安があるものの、手続きを済ませいそいそと友人の元に急ぐと、見慣れた顔が2名。
「ベイトで行こう」のyouさんと「くろぼう」のくろぼうさんだ。
yuoさんは久々に会うが、いつもの如くあっけない程サラっと挨拶を交わす。
くろぼうさんは先日琵琶湖のバスボで一緒に釣りをさせて頂いた。
この感覚が好きなんですよ、久々にあうのに顔を見ると安心感があるのはもちろんですが、自然な感じが好き。
ひとしきり喋ったあとに搭乗開始。

わずか2時間で着いてしまうとは、近いんだか遠いんだか良く分からなくなるのは毎回だ。
北海道が見えてくると、羊蹄山が眼下に見え、いよいよ着陸となったがやっぱり揺れる。
通路は挟んだ隣のおばちゃん連中はギャーギャーと騒ぎはじめ煩くてかなわん。
着陸したら拍手喝采でドン引き。
気持ちはわからなくもないけどね。
そんなこんなで到着しました北海道。

到着後はレンタカーに乗っていざ出発。
道内で運転するのは初めてなのでウキウキしながら運転。
本州とはまた違う道路と景色に感動しつつ安全運転。
先行して送ってあった荷物を宅急便屋で受け取り、宿に向かう前には腹ごしらえ。

北海道と言えば海鮮なので、海鮮丼を頬張る。

ついでに帆立の名産地なので帆立そばも皆んなでいただく。

お腹も満足したので宿まで向かう事に。
宿まで設定したナビは途中で山道に案内するが、無視して直進して一路最北端の村に。

着いたは良いがカメラを構えるのも、メールを打つのも困難な程のまさに爆風。
小さな子供は飛ばされてしまう程。
気温は暖かいが、なんせ爆風で体温が奪われる。
「釣りできんの?」こんな事が頭を過ぎるがなぜか看板に呼ばれた気がしてフラリと・・・

帆立塩ラーメンを食す。

もずくの入った濃厚なスープが美味かった。
身体も温まった所で再度宿に向けて出発するが、実はすでにチェックイン時間を過ぎている。
遅れるよ!とは連絡してあるので心配はいらないが、ここで今回の旅に参加してくれる「ゼネコンGO」のヒデちゃんから打診。
「着いちゃいますけど?」
今回彼は名古屋→千歳空港で、そこからドライブがてら向かってきているのだ。
先にヒデちゃんにチェックインを済ませて頂き、「何故この時間、このタイミングでラーメンを食べているのか?」問い詰められつつのんびり向かう。
無事に到着し、挨拶もそこそこに部屋に荷物を放り投げたらソワソワと落ち着かないのが1名。
ウェーダーと釣り具を用意して、下見がてら出かけると言うのだ。
事前にそんな話をしていたが、この風ですもん・・・・まさかとは思いましたが出発です。
で・・・・・やっぱり爆風。
追い風とは言え、身体が動く程の爆風なので釣り場には人が少ない。
だが景色は最高!!!
番長はそこまで本気で釣りすると思ってなかったので、ウェーダーも持たずルアーも1個だけ。
キャストするも速攻で根掛かりして、お借りする羽目に。
しかしそれもアッサリ根掛かってしまいロスト。
翌日気がつくのだが、そこは何か倒木のような物が沈んでいるらしく、誰もがそこでロストする。
きっともの凄い数のルアーがあるんだろうな・・・・忌まわしきポイントとしてモンキーツリーと名付ける事にした。
そんなこんなのロストリバーですが、ここである事件が発生してしまいます。
続きはまた近日中に書きたいと思いますので、ちょっと待っててくださいませ。
道内の天気予報は風速14mとかなりの暴風で、ANAからは天候調査のためフライトは未定との案内を受けていた。
よりによってこんな日になぜ?
普段ならば仕方がないと諦めるのだが、今回の旅には強い思い入れがあるのでどうしても行きたかったのだ。
最悪、陸路も使って行く事を頭にいれつつ前日は眠れない夜を過ごした。
当日もAM9:50まで詳細がわからないと言うので、仕方がなく空港に向かい朝食を食べつつ案内を待つ。

やがて伊丹空港から乗り換えで到着した友人と連絡が取れ、空港内の案内で条件付で飛ぶとの知らせを受ける。
羽田に引き返す可能性もあるとの事だが、旅の経験が豊富な友人によると、よほどの雪でもない限り飛べば到着すると言うのだ。
若干の不安があるものの、手続きを済ませいそいそと友人の元に急ぐと、見慣れた顔が2名。
「ベイトで行こう」のyouさんと「くろぼう」のくろぼうさんだ。
yuoさんは久々に会うが、いつもの如くあっけない程サラっと挨拶を交わす。
くろぼうさんは先日琵琶湖のバスボで一緒に釣りをさせて頂いた。
この感覚が好きなんですよ、久々にあうのに顔を見ると安心感があるのはもちろんですが、自然な感じが好き。
ひとしきり喋ったあとに搭乗開始。

わずか2時間で着いてしまうとは、近いんだか遠いんだか良く分からなくなるのは毎回だ。
北海道が見えてくると、羊蹄山が眼下に見え、いよいよ着陸となったがやっぱり揺れる。
通路は挟んだ隣のおばちゃん連中はギャーギャーと騒ぎはじめ煩くてかなわん。
着陸したら拍手喝采でドン引き。
気持ちはわからなくもないけどね。
そんなこんなで到着しました北海道。

到着後はレンタカーに乗っていざ出発。
道内で運転するのは初めてなのでウキウキしながら運転。
本州とはまた違う道路と景色に感動しつつ安全運転。
先行して送ってあった荷物を宅急便屋で受け取り、宿に向かう前には腹ごしらえ。

北海道と言えば海鮮なので、海鮮丼を頬張る。

ついでに帆立の名産地なので帆立そばも皆んなでいただく。

お腹も満足したので宿まで向かう事に。
宿まで設定したナビは途中で山道に案内するが、無視して直進して一路最北端の村に。

着いたは良いがカメラを構えるのも、メールを打つのも困難な程のまさに爆風。
小さな子供は飛ばされてしまう程。
気温は暖かいが、なんせ爆風で体温が奪われる。
「釣りできんの?」こんな事が頭を過ぎるがなぜか看板に呼ばれた気がしてフラリと・・・
帆立塩ラーメンを食す。

もずくの入った濃厚なスープが美味かった。
身体も温まった所で再度宿に向けて出発するが、実はすでにチェックイン時間を過ぎている。
遅れるよ!とは連絡してあるので心配はいらないが、ここで今回の旅に参加してくれる「ゼネコンGO」のヒデちゃんから打診。
「着いちゃいますけど?」
今回彼は名古屋→千歳空港で、そこからドライブがてら向かってきているのだ。
先にヒデちゃんにチェックインを済ませて頂き、「何故この時間、このタイミングでラーメンを食べているのか?」問い詰められつつのんびり向かう。
無事に到着し、挨拶もそこそこに部屋に荷物を放り投げたらソワソワと落ち着かないのが1名。
ウェーダーと釣り具を用意して、下見がてら出かけると言うのだ。
事前にそんな話をしていたが、この風ですもん・・・・まさかとは思いましたが出発です。
で・・・・・やっぱり爆風。
追い風とは言え、身体が動く程の爆風なので釣り場には人が少ない。
だが景色は最高!!!
番長はそこまで本気で釣りすると思ってなかったので、ウェーダーも持たずルアーも1個だけ。
キャストするも速攻で根掛かりして、お借りする羽目に。
しかしそれもアッサリ根掛かってしまいロスト。
翌日気がつくのだが、そこは何か倒木のような物が沈んでいるらしく、誰もがそこでロストする。
きっともの凄い数のルアーがあるんだろうな・・・・忌まわしきポイントとしてモンキーツリーと名付ける事にした。
そんなこんなのロストリバーですが、ここである事件が発生してしまいます。
続きはまた近日中に書きたいと思いますので、ちょっと待っててくださいませ。
2017年05月22日
2017年05月14日
GW九頭竜川に行く! その2
みなさまこんにちわ!
すっかり初夏の匂いのする日々ですが、ここ2、3日はまた薄ら寒いですねぇ〜
さてさて、そんなこんなで4日目を迎えたGWの旅ですが、前日は予期せぬホテル泊で疲れもも取れたので
かなり早めに出かけました。
と、言ってもホテルからは早朝ならば20分ほどで到着するポイントです。
それでも暗がりの中ガレ場を進んでいくと、既に釣り人が河原で待機しているのが見えます。
さすがにGWだけあってポイント争奪戦になる予感。
やや陽が昇り、水辺をみてみると前日は代掻きで濁っていた水もすっかり澄んでいて、なんだか今日も釣れそうな予感。
毎回的中しない予感ですけどね。
準備もできたので、夜明けと共に入水開始するのですが・・・・・
先行して待機していた2名の釣り人の装備が気になる番長。
簡素なウェーダーのみと言う無課金ユーザー状態。
水に入らないならまだしも、結構な水量だし流れも強い。
横目で見ていると腰のあたりまで浸かってるじゃないですか!!!!
危ない・・・・・マジで危ない。
一応声を掛けたのだが、聞いてるのか聞いてないのか無視状態。
余談になりますが、この手の水辺の遊びで安全対策を取らないバカはヤメて欲しいです。
正直書かせてもらうと、トラウト系の雑誌などではライジャケじゃない単なるベストのみでウェーディングした
写真をいくつも載せ、自然に感謝みたいな事かいてますが、自分が自然に返る危険もある。
あれ、どうかと思うよ。
雑誌もサクラマス特集なんて季節になるとやってるけど、安全対策についての記述は殆どない。
昨年は同じ川の同じ場所で事故もあり、目の前のポイントでご遺体が発見されました。
ライジャケを身につけていたそうですが、それでも流されてしまえば最悪の結果になる可能性もあると言う事です。
で、監視員の方達が漁券の確認をしに来たので、一声かけると無課金ユーザーに説教してました。(多分)
監視員が帰った後、しばらくやってましたがスゴスゴと帰って行きました。
一安心です。
気を取り直して今日も投げては巻き、投げては巻きを繰り返しますが一向にお返事はありません。

陽も完全に昇り、暑いくらいになってきたので一旦川から上がり休憩です。

とりあえずコーヒーを飲んで一服タイムをしますが、正直どうでもよくなってきました
天気も良いし、ロケーションもよい。
こんなシチュエーションに居られる事で結構満足しちゃってる自分がいます。
とはいえ、今季は最後のチャレンジになるでしょうから、なんとか姿は見たいところですけどね・・・・
そうは言っても相手はサクラマス。
そうそう簡単んに釣れてくれる訳もありません。
早めの昼飯を済ませ、のんびりとした時間を河原で過ごし、再度入水してチャレンジしますが・・・・

えぇ・・・・・19:00頃まで粘りましたが、ダメでした。
アタリのアの字もないまま終了です。
もう1日予備日を設けてあったのですが、GWの帰省ラッシュにぶつかるのも絶対に嫌だったので、大人しく撤収です。
はぁ〜
道のりは遥か彼方にありますなぁ。
今回は4日間も釣りが出来て本当に楽しかったです。
中々釣りに行けない(行かない)分、まとめて楽しんだ感じでした。
このGWが終わればいよいよ最北端に向けての準備に取り掛かります。
この記事を書いてる時点では既にパッキングは終了して、荷物は北に向けて出発しています。
さてさて、大遠征の最北端ですが、どんな珍道中になる事やら。
すっかり初夏の匂いのする日々ですが、ここ2、3日はまた薄ら寒いですねぇ〜
さてさて、そんなこんなで4日目を迎えたGWの旅ですが、前日は予期せぬホテル泊で疲れもも取れたので
かなり早めに出かけました。
と、言ってもホテルからは早朝ならば20分ほどで到着するポイントです。
それでも暗がりの中ガレ場を進んでいくと、既に釣り人が河原で待機しているのが見えます。
さすがにGWだけあってポイント争奪戦になる予感。
やや陽が昇り、水辺をみてみると前日は代掻きで濁っていた水もすっかり澄んでいて、なんだか今日も釣れそうな予感。
毎回的中しない予感ですけどね。
準備もできたので、夜明けと共に入水開始するのですが・・・・・
先行して待機していた2名の釣り人の装備が気になる番長。
簡素なウェーダーのみと言う無課金ユーザー状態。
水に入らないならまだしも、結構な水量だし流れも強い。
横目で見ていると腰のあたりまで浸かってるじゃないですか!!!!
危ない・・・・・マジで危ない。
一応声を掛けたのだが、聞いてるのか聞いてないのか無視状態。
余談になりますが、この手の水辺の遊びで安全対策を取らないバカはヤメて欲しいです。
正直書かせてもらうと、トラウト系の雑誌などではライジャケじゃない単なるベストのみでウェーディングした
写真をいくつも載せ、自然に感謝みたいな事かいてますが、自分が自然に返る危険もある。
あれ、どうかと思うよ。
雑誌もサクラマス特集なんて季節になるとやってるけど、安全対策についての記述は殆どない。
昨年は同じ川の同じ場所で事故もあり、目の前のポイントでご遺体が発見されました。
ライジャケを身につけていたそうですが、それでも流されてしまえば最悪の結果になる可能性もあると言う事です。
で、監視員の方達が漁券の確認をしに来たので、一声かけると無課金ユーザーに説教してました。(多分)
監視員が帰った後、しばらくやってましたがスゴスゴと帰って行きました。
一安心です。
気を取り直して今日も投げては巻き、投げては巻きを繰り返しますが一向にお返事はありません。

陽も完全に昇り、暑いくらいになってきたので一旦川から上がり休憩です。

とりあえずコーヒーを飲んで一服タイムをしますが、正直どうでもよくなってきました

天気も良いし、ロケーションもよい。
こんなシチュエーションに居られる事で結構満足しちゃってる自分がいます。
とはいえ、今季は最後のチャレンジになるでしょうから、なんとか姿は見たいところですけどね・・・・
そうは言っても相手はサクラマス。
そうそう簡単んに釣れてくれる訳もありません。
早めの昼飯を済ませ、のんびりとした時間を河原で過ごし、再度入水してチャレンジしますが・・・・

えぇ・・・・・19:00頃まで粘りましたが、ダメでした。
アタリのアの字もないまま終了です。
もう1日予備日を設けてあったのですが、GWの帰省ラッシュにぶつかるのも絶対に嫌だったので、大人しく撤収です。
はぁ〜
道のりは遥か彼方にありますなぁ。
今回は4日間も釣りが出来て本当に楽しかったです。
中々釣りに行けない(行かない)分、まとめて楽しんだ感じでした。
このGWが終わればいよいよ最北端に向けての準備に取り掛かります。
この記事を書いてる時点では既にパッキングは終了して、荷物は北に向けて出発しています。
さてさて、大遠征の最北端ですが、どんな珍道中になる事やら。
2017年05月11日
GW九頭竜川に行く!
みなさまこんばんわ!
日中は晴れてれば本当暑い位ですよね〜!
本格的に夏の気配ですわ。
さてさて、前日までは琵琶湖のバスボートを2日も堪能したのですが、湖上に連日12時間づつってのは流石に
腰にきますな
で、前日に琵琶湖から福井に向けて160kmほど移動してきて流石に疲れたのか、朝は少し寝坊してしまいました
GWの人気スポットで寝坊とか釣り人してはありえない行動に、嫌気が差しつつも取り敢えずいつものポイントに向かいます。
すでに日が昇ってしまっているせいか、釣り人の数が半端じゃありません。
目視できるだけで・・・・ざっと20人はいます。
対岸にも目を凝らすと、木の陰に釣り人がいたりします。
釣り人のステルス性の高さに焦ります。
ま、それでも広い川ですからお気に入りのポイントには入れました。

午前中は曇っていて、気温も若干低い位でなんだかイケそうな雰囲気。
が・・・・・投げては巻き、投げては巻きますがあっと言う間に午前中は終了です

腹ごしらえに味噌ラーメンにコーンをたっぷり入れて英気を養います。
日も完全に登り暑い位だし、用足しに川から上がるとポイントには人が入るので、15:00位まで昼寝を決め込みます。
夕刻のチャンスにかける事にしました。
目がさめるとまだ暑いものの、昼頃に比べれば爽やかな午後です。
ウェーダーを脱いでいたので、のんびりと支度をして川に入ります。
ひんやりして気持ちが良いですね。
そして投げる巻く、投げる巻くを繰り返しますが一向に返信はありません。
夏の気配のする季節らしく、19:00近くまで明るいので粘ってみますが本日も惨敗です。
車中泊を決め込もうと準備していたのですが、他にも車もいるし落ち着かないので宿を取ることに。
が!流石にGWですからこの辺りのビジホは全てSOLDOUT。
粘って粘って探すと一件空いてました。
「ユニットバスがぶっ壊れてるけどいいですか?」 ※実際はもっと丁寧に伝えてくれてます。
どうせ大浴場行っちゃうんで問題ないですよ!って事でホテルに向かう。
あちこちで河原で泊まる人がいるらしく、国道に向かう川沿いの道にh何組もBBQを楽しむ釣り人が見えました。
なんかいい感じでしたねぇ♬
無事にホテルに到着したので、風呂に入って飯でも食うかと探してみれば・・・・

やっぱりここが目の前に・・・・・・

えぇ・・・食べましたよ超大盛りダブル飯とか食べましたよ。
酒を飲まない(飲めない)ので酒系の店には入れないのがネック。
そんなこんなでGW九頭龍川チャレンジ1日目は無事平穏に終わりました。
日中は晴れてれば本当暑い位ですよね〜!
本格的に夏の気配ですわ。
さてさて、前日までは琵琶湖のバスボートを2日も堪能したのですが、湖上に連日12時間づつってのは流石に
腰にきますな

で、前日に琵琶湖から福井に向けて160kmほど移動してきて流石に疲れたのか、朝は少し寝坊してしまいました

GWの人気スポットで寝坊とか釣り人してはありえない行動に、嫌気が差しつつも取り敢えずいつものポイントに向かいます。
すでに日が昇ってしまっているせいか、釣り人の数が半端じゃありません。
目視できるだけで・・・・ざっと20人はいます。
対岸にも目を凝らすと、木の陰に釣り人がいたりします。
釣り人のステルス性の高さに焦ります。
ま、それでも広い川ですからお気に入りのポイントには入れました。

午前中は曇っていて、気温も若干低い位でなんだかイケそうな雰囲気。
が・・・・・投げては巻き、投げては巻きますがあっと言う間に午前中は終了です


腹ごしらえに味噌ラーメンにコーンをたっぷり入れて英気を養います。
日も完全に登り暑い位だし、用足しに川から上がるとポイントには人が入るので、15:00位まで昼寝を決め込みます。
夕刻のチャンスにかける事にしました。
目がさめるとまだ暑いものの、昼頃に比べれば爽やかな午後です。
ウェーダーを脱いでいたので、のんびりと支度をして川に入ります。
ひんやりして気持ちが良いですね。
そして投げる巻く、投げる巻くを繰り返しますが一向に返信はありません。
夏の気配のする季節らしく、19:00近くまで明るいので粘ってみますが本日も惨敗です。
車中泊を決め込もうと準備していたのですが、他にも車もいるし落ち着かないので宿を取ることに。
が!流石にGWですからこの辺りのビジホは全てSOLDOUT。
粘って粘って探すと一件空いてました。
「ユニットバスがぶっ壊れてるけどいいですか?」 ※実際はもっと丁寧に伝えてくれてます。
どうせ大浴場行っちゃうんで問題ないですよ!って事でホテルに向かう。
あちこちで河原で泊まる人がいるらしく、国道に向かう川沿いの道にh何組もBBQを楽しむ釣り人が見えました。
なんかいい感じでしたねぇ♬
無事にホテルに到着したので、風呂に入って飯でも食うかと探してみれば・・・・

やっぱりここが目の前に・・・・・・

えぇ・・・食べましたよ超大盛りダブル飯とか食べましたよ。
酒を飲まない(飲めない)ので酒系の店には入れないのがネック。
そんなこんなでGW九頭龍川チャレンジ1日目は無事平穏に終わりました。
2017年05月10日
GW琵琶湖に行く! その2
みなさまこんばんわ!
GWni琵琶湖に釣りに出かけたのですが、なんと今回は2日続けてバスボートに乗ると言う贅沢♬
メンバーは前日と同じミッドナイトuedaさんとゼネコン大将ヒデちゃんです。
前日にホテルでがっつり寝たので、年寄りは早過ぎる起床で早々にマリーナに出かけます。
マリーナまでは20分位だったような・・・・・記憶が曖昧ですみません
ま、いずれにしても6km位の道のりなので朝飯&昼飯&モーニングコーヒーを仕入れてのんびりします。
まだ夜が明けてなかったので真っ暗ですが、そうこうしてる内にヒデちゃん到着。
久々の再会に喜びつつ、マリーナがオープンしたので早速支度に入ります。
uedaさんも来たので、今日はちゃっちゃと出船です。
で・・・・実はですね写真なんですが、iPhoneで撮った写真はなぜかこの日は全てビデオになっていて、何がなんだか分からない
ものになっていたので、湖上での生活写真がありません
唯一あるのがこの写真だけ。

ですので、ほぼ文字だけでなんとなくお伝えしますが、この日はナイスサイズをバラしたのみだし、腹立たしいので省略です
でも前日に比べ、暖かい日でしたので本当にのんびりと釣りをする事ができました。
しっかし琵琶湖って本当に素晴らしいところですわ。
まじめに将来移住してやるぞ。
と、言う事でお二方はこれまた50UPのナイスバスを見事に仕留めてウハウハですが、番長はな〜んにもありません
早々に夕方は切り上げて帰り支度を始めます。
帰り支度を済ませば番長は一路北陸に向けて出発です。
今期3回目の挑戦です。

夕食にお目当ての店に行こうとウェブサイトをチェックするが、案の定GWだと言うのに定休日。
仕方がないので降りる手前のSAでざっくり済ます。
手前に見える食い残しに見える小汚い食い物は、名物だと言う「へしこ」を使った丼。
「へしこ」とは鯖の味噌漬け?の事なんですが、SAっぽく適当な盛り付けはともかく、味はナイスでした。
最初は失敗したか!??
と思ったのですが、トロロをかけたら絶品!!
これはハマりそう。
と、言う事で帰りにはお土産に買いました。
さてさて、無事に宿にも到着して翌日はどうなる事やら。
※あ、結果はいつもの通りなので期待はしないでくださいね♬
GWni琵琶湖に釣りに出かけたのですが、なんと今回は2日続けてバスボートに乗ると言う贅沢♬
メンバーは前日と同じミッドナイトuedaさんとゼネコン大将ヒデちゃんです。
前日にホテルでがっつり寝たので、年寄りは早過ぎる起床で早々にマリーナに出かけます。
マリーナまでは20分位だったような・・・・・記憶が曖昧ですみません

ま、いずれにしても6km位の道のりなので朝飯&昼飯&モーニングコーヒーを仕入れてのんびりします。
まだ夜が明けてなかったので真っ暗ですが、そうこうしてる内にヒデちゃん到着。
久々の再会に喜びつつ、マリーナがオープンしたので早速支度に入ります。
uedaさんも来たので、今日はちゃっちゃと出船です。
で・・・・実はですね写真なんですが、iPhoneで撮った写真はなぜかこの日は全てビデオになっていて、何がなんだか分からない
ものになっていたので、湖上での生活写真がありません

唯一あるのがこの写真だけ。

ですので、ほぼ文字だけでなんとなくお伝えしますが、この日はナイスサイズをバラしたのみだし、腹立たしいので省略です

でも前日に比べ、暖かい日でしたので本当にのんびりと釣りをする事ができました。
しっかし琵琶湖って本当に素晴らしいところですわ。
まじめに将来移住してやるぞ。
と、言う事でお二方はこれまた50UPのナイスバスを見事に仕留めてウハウハですが、番長はな〜んにもありません

早々に夕方は切り上げて帰り支度を始めます。
帰り支度を済ませば番長は一路北陸に向けて出発です。
今期3回目の挑戦です。

夕食にお目当ての店に行こうとウェブサイトをチェックするが、案の定GWだと言うのに定休日。
仕方がないので降りる手前のSAでざっくり済ます。
手前に見える食い残しに見える小汚い食い物は、名物だと言う「へしこ」を使った丼。
「へしこ」とは鯖の味噌漬け?の事なんですが、SAっぽく適当な盛り付けはともかく、味はナイスでした。
最初は失敗したか!??
と思ったのですが、トロロをかけたら絶品!!
これはハマりそう。
と、言う事で帰りにはお土産に買いました。
さてさて、無事に宿にも到着して翌日はどうなる事やら。
※あ、結果はいつもの通りなので期待はしないでくださいね♬
2017年05月09日
GW琵琶湖に行く!
みなさまこんばんは!
GWはいかがお過ごしでしたか?
お仕事だった方もお休みだった方も色々あったと思います。
これからお休みの方もいらっしゃるのかな?
さてさて、番長は5月1日と2日に琵琶湖にバスフィッシングに行ってきましたよ!
久々のバスフィッシングにドキドキでしたねぇ〜♬
30日の夜に草津に到着して、温泉に入りマリーナ近くで仮眠をとります。
仮眠といってもリアシートは全て倒し、マットを敷いて毛布をかけたので熟睡です。
目覚めるとすっかり明るくなっていたので、マリーナに入るとすでに今回同行していただいた
くろぼうさんとueda君が居ました。
いつもの如くダラダラと準備していたので出船は5:30頃になってしまいました。
今回はueda君曰くウィードゲームではなく、地形変化を狙う・・・・わかりません(汗
良く分からないのですが、ダウンショットやライトテキサスでボトムを狙います。
時折あたり「らしき」物があるのですが、ちんぷんかんぷんで・・・・
そうこうしてるウチにくろぼうさんに待望のヒットが!!!!!
一度はバラしてしまいますが、再度釣り上げます。
う〜む・・・やはり差が出るの〜
ueda君もヒットさせるのだが、久々で操船しながらという事もあり残念ながら良型をバラしてしまう。
一方番長は・・・・・・、アタリすらありません♬
ま、まぁまだ昼前だし、時間はたっぷり・・・・・・
雲行きが怪しくなってきたのでレインパンツを念のため履いて釣りをするが、その内ボタボタと大粒の雨・・
ではなく雹です!ヒョウ!!!!
急いで橋の下に逃げ込もうとするのですが、バスボのスピードもあってか雹が顔に当たって痛い!!!
時折大粒の雹も当たるので、結構キツかったですね〜。
走っている時にふと隣にいたくろぼうさんを見ると、頭からフードをすっぽり被って、まるでツクシの様になってました。
その位痛かったって事ですね。
やがて雨もあがり、回復してきたので沖の地形変化を狙いにいきます。
そしてあるポイントで待望のアタリが!!!!
モゾモゾしていたので一応合わせます!!
ググンと重みが乗ったのですが、一瞬フっと軽くなるが再度走り出します!!
ライトタックルだったので、リフトできず支えるだけで精一杯でしたよ。
ティップが水面に刺さったまんまです。
なんとかリールを巻いて釣れたのがこちら。

50ジャストのナイスサイズです!!
いや〜釣りは釣ってなんぼ!!!!!
なんて言っちゃダメですよね♬
その後も釣るべく、奔走するのですが芳しくなく本日は終了です。
陸に上がった後は焼肉を食べに3人で出かけ、トークタイムで楽しんだ後はホテルに行ってのんびりです♬
ビジホ旅は楽しいったらありゃしないです。
今回のタックル
エクスプライド 165L-BFS+スコーピオンXG70
エクスプライド171H+メタニウムMGL
このエクスプライドシリーズは価格も手頃で性能も良い。
最近特にお気に入りのロッドですよ♬
GWはいかがお過ごしでしたか?
お仕事だった方もお休みだった方も色々あったと思います。
これからお休みの方もいらっしゃるのかな?
さてさて、番長は5月1日と2日に琵琶湖にバスフィッシングに行ってきましたよ!
久々のバスフィッシングにドキドキでしたねぇ〜♬
30日の夜に草津に到着して、温泉に入りマリーナ近くで仮眠をとります。
仮眠といってもリアシートは全て倒し、マットを敷いて毛布をかけたので熟睡です。
目覚めるとすっかり明るくなっていたので、マリーナに入るとすでに今回同行していただいた
くろぼうさんとueda君が居ました。
いつもの如くダラダラと準備していたので出船は5:30頃になってしまいました。
今回はueda君曰くウィードゲームではなく、地形変化を狙う・・・・わかりません(汗
良く分からないのですが、ダウンショットやライトテキサスでボトムを狙います。
時折あたり「らしき」物があるのですが、ちんぷんかんぷんで・・・・
そうこうしてるウチにくろぼうさんに待望のヒットが!!!!!
一度はバラしてしまいますが、再度釣り上げます。
う〜む・・・やはり差が出るの〜

ueda君もヒットさせるのだが、久々で操船しながらという事もあり残念ながら良型をバラしてしまう。
一方番長は・・・・・・、アタリすらありません♬
ま、まぁまだ昼前だし、時間はたっぷり・・・・・・
雲行きが怪しくなってきたのでレインパンツを念のため履いて釣りをするが、その内ボタボタと大粒の雨・・
ではなく雹です!ヒョウ!!!!
急いで橋の下に逃げ込もうとするのですが、バスボのスピードもあってか雹が顔に当たって痛い!!!
時折大粒の雹も当たるので、結構キツかったですね〜。
走っている時にふと隣にいたくろぼうさんを見ると、頭からフードをすっぽり被って、まるでツクシの様になってました。
その位痛かったって事ですね。
やがて雨もあがり、回復してきたので沖の地形変化を狙いにいきます。
そしてあるポイントで待望のアタリが!!!!
モゾモゾしていたので一応合わせます!!
ググンと重みが乗ったのですが、一瞬フっと軽くなるが再度走り出します!!
ライトタックルだったので、リフトできず支えるだけで精一杯でしたよ。
ティップが水面に刺さったまんまです。
なんとかリールを巻いて釣れたのがこちら。

50ジャストのナイスサイズです!!
いや〜釣りは釣ってなんぼ!!!!!
なんて言っちゃダメですよね♬
その後も釣るべく、奔走するのですが芳しくなく本日は終了です。
陸に上がった後は焼肉を食べに3人で出かけ、トークタイムで楽しんだ後はホテルに行ってのんびりです♬
ビジホ旅は楽しいったらありゃしないです。
今回のタックル
エクスプライド 165L-BFS+スコーピオンXG70
エクスプライド171H+メタニウムMGL
このエクスプライドシリーズは価格も手頃で性能も良い。
最近特にお気に入りのロッドですよ♬
2016年09月22日
ベイト難民キャンプ2016
みなさまこんにちは!
今年は台風の被害が多かったですね!
1日も早く現状復帰する事を願います!!!
例年台風が来た後は急激に秋の気配が濃厚になり、寂しくもありますが、一年で一番好きな時期なので
それはそれで楽しみでもあります。
さてさて、行ってきましたベイト難民キャンプ!

今回で既に9年目とか信じられないですよ。
出会った頃は30歳台・・・・・
すっかり老け込んで初老になってしまいました。
今年は関東組が一人増え、一緒に出かけたりといつもと違う感じでしたが、それぞれの家族は無しで男のみ!!
昨年のボート釣りが楽しかったので、今年も・・・・と思いましたが予約が取れず残念でした。
ま、結果的に二日目は台風の影響で雨風が強く、乗らないで正解でしたけどね。
1日目は3連休初日って事もあり、混雑を避けて夜中に出発。
予定通り午前中には到着して、既に現地入りしていた初老チームと合流。
ちょいと寝た後に皆も到着して今年も一安心♩
昼飯がてら買い出しを済ませ、夜の宴に突入!

今年は男ばっかだから、釣りするんだろうなぁ〜と若干少なめの設定が裏目に出た。
捨ててんじゃねぇか????って位の勢いで肉がなくなっていきます
翌日の食糧難を心配しつつ、大好きなトークタイムに突入。

琵琶湖で釣りをする・・・・凄く贅沢な事ですが、釣りよりも寧ろこちらがメインイベントだったりします。
初日には前々からお会いしたいと思っていた、西の巨匠に会えたのでちょっと興奮してしまいました!
素敵なお土産も頂き、益々興奮!!!!
めちゃくちゃ面白トークが聞けました♩
しかしこうして東西のいろいろな方々にお話を聞けるのは、本当に貴重で楽しい時間です。
と、そんな事を吐きつつ夜釣りには出かけたんですが、今回はドラマは無し!!
3チームに分かれて出発したんですが、最終的に話しを聞くと、各ポイントを3チームで交互に叩いてたって言うね
まぁそんなこんなでいつもの素敵なメンバーに加え、スペシャルゲストが何かと多い今回のキャンプ。
夜も更けてきた所でお休みなさい。
翌日はとんでもない経験をする事になろうとは・・・・・
念願だった釣りが出来たんですが、今回はこの話しは内緒って事で
でもね、コレ絶対抜け駆けすると思う
ガイドしていただいた巨匠のトーク&気遣いが素敵だった事ありますが、衝撃過ぎて・・・・。
でも書かないよ!
ポイントに向かう途中、車内で買ったばかりのホットコーヒーを大量にこぼしてしまい、左玉に被弾したのは良い思い出。

危うく片玉になる所でした
今回天候の事もあり、ウェーディングはしないだろうと持って来なかったので、レインウェア&ブーツで強行突破。
これはタフだわ〜!と思っていたら巨匠は最初から速乾パンツに長靴でした
ザブザブと進んで行き、普通に釣りしてるんで、てっきりウェーダー履いてるかと思いきや、途中「玉が冷たいわ!」と言い放ち、
水から抜いた長靴からザバ〜〜〜っと水を捨ててる姿を見たときはびっくりしました。
「長靴だったんすね!!」
と、聞くと巨匠は「え?」と「それが何か・・・・」と言った表情してました。
それ見てからはパンツまで濡れても気になりませんでした
巨匠から初対面だというのに、なんと貴重なルアーを頂いてしまいました。
ま、巨匠が使っているのをジーーーーっと見ながら「いいなぁソレ」と何度も言っていたので巨匠も呆れたのでしょう
しかもそのルアーで良いサイズを釣ってしまい、益々思い出に強烈な書き込みがされました♩
本当にありがとうございます!家宝にしますんで
と、こんな感じで2日目のイメージを書いてみました。
2日目は釣りから帰るとまたまたスペシャルゲストが到着してて、もうワクワクが止まらない話しを沢山聞いてしまいました。
おかげさまで頭の中はそればっかりですわ。
巨匠に頂いたルアーと、翌日のゲストに触発されて宿でルアーとロッドを注文すると言う暴挙に出るほど、今回のゲストは魅力的すぎました。
それについては次回書こうと思います!
とにかくこのキャンプが刺激が多すぎて困ります。
みなさん本当に色々とありがとうございました!
そして!!来年はなんとなんと!10周年記念!!!!
ベイト難民キャンプも新たな展開を迎えます!!
今年は台風の被害が多かったですね!
1日も早く現状復帰する事を願います!!!
例年台風が来た後は急激に秋の気配が濃厚になり、寂しくもありますが、一年で一番好きな時期なので
それはそれで楽しみでもあります。
さてさて、行ってきましたベイト難民キャンプ!

今回で既に9年目とか信じられないですよ。
出会った頃は30歳台・・・・・

すっかり老け込んで初老になってしまいました。
今年は関東組が一人増え、一緒に出かけたりといつもと違う感じでしたが、それぞれの家族は無しで男のみ!!
昨年のボート釣りが楽しかったので、今年も・・・・と思いましたが予約が取れず残念でした。
ま、結果的に二日目は台風の影響で雨風が強く、乗らないで正解でしたけどね。
1日目は3連休初日って事もあり、混雑を避けて夜中に出発。
予定通り午前中には到着して、既に現地入りしていた初老チームと合流。
ちょいと寝た後に皆も到着して今年も一安心♩
昼飯がてら買い出しを済ませ、夜の宴に突入!

今年は男ばっかだから、釣りするんだろうなぁ〜と若干少なめの設定が裏目に出た。
捨ててんじゃねぇか????って位の勢いで肉がなくなっていきます

翌日の食糧難を心配しつつ、大好きなトークタイムに突入。

琵琶湖で釣りをする・・・・凄く贅沢な事ですが、釣りよりも寧ろこちらがメインイベントだったりします。
初日には前々からお会いしたいと思っていた、西の巨匠に会えたのでちょっと興奮してしまいました!
素敵なお土産も頂き、益々興奮!!!!
めちゃくちゃ面白トークが聞けました♩
しかしこうして東西のいろいろな方々にお話を聞けるのは、本当に貴重で楽しい時間です。
と、そんな事を吐きつつ夜釣りには出かけたんですが、今回はドラマは無し!!
3チームに分かれて出発したんですが、最終的に話しを聞くと、各ポイントを3チームで交互に叩いてたって言うね

まぁそんなこんなでいつもの素敵なメンバーに加え、スペシャルゲストが何かと多い今回のキャンプ。
夜も更けてきた所でお休みなさい。
翌日はとんでもない経験をする事になろうとは・・・・・
念願だった釣りが出来たんですが、今回はこの話しは内緒って事で

でもね、コレ絶対抜け駆けすると思う

ガイドしていただいた巨匠のトーク&気遣いが素敵だった事ありますが、衝撃過ぎて・・・・。
でも書かないよ!
ポイントに向かう途中、車内で買ったばかりのホットコーヒーを大量にこぼしてしまい、左玉に被弾したのは良い思い出。

危うく片玉になる所でした

今回天候の事もあり、ウェーディングはしないだろうと持って来なかったので、レインウェア&ブーツで強行突破。
これはタフだわ〜!と思っていたら巨匠は最初から速乾パンツに長靴でした

ザブザブと進んで行き、普通に釣りしてるんで、てっきりウェーダー履いてるかと思いきや、途中「玉が冷たいわ!」と言い放ち、
水から抜いた長靴からザバ〜〜〜っと水を捨ててる姿を見たときはびっくりしました。
「長靴だったんすね!!」
と、聞くと巨匠は「え?」と「それが何か・・・・」と言った表情してました。
それ見てからはパンツまで濡れても気になりませんでした

巨匠から初対面だというのに、なんと貴重なルアーを頂いてしまいました。
ま、巨匠が使っているのをジーーーーっと見ながら「いいなぁソレ」と何度も言っていたので巨匠も呆れたのでしょう

しかもそのルアーで良いサイズを釣ってしまい、益々思い出に強烈な書き込みがされました♩
本当にありがとうございます!家宝にしますんで

と、こんな感じで2日目のイメージを書いてみました。
2日目は釣りから帰るとまたまたスペシャルゲストが到着してて、もうワクワクが止まらない話しを沢山聞いてしまいました。
おかげさまで頭の中はそればっかりですわ。
巨匠に頂いたルアーと、翌日のゲストに触発されて宿でルアーとロッドを注文すると言う暴挙に出るほど、今回のゲストは魅力的すぎました。
それについては次回書こうと思います!
とにかくこのキャンプが刺激が多すぎて困ります。
みなさん本当に色々とありがとうございました!
そして!!来年はなんとなんと!10周年記念!!!!
ベイト難民キャンプも新たな展開を迎えます!!