本格的に梅雨入りになったようですね、湿気が物凄くてとても不快です
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さてさて先日「黒潮の使者が来る」で書きました
オフショア用のスピニングリールのお話です。
tachibanaさんと、何度も何度もやりとりをして、談義していたのですが
第一候補の
VAN STAAL VS100ですが、未だ踏み切れずにいます
そんなある日、釣り具屋で寂しそうに横たわっていた、こんなスピニングを見つけました
PENN SPINFISHER 4400SS
PENNと言えば、ちょっと昔なら
海の男のリールとして有名なアメリカ製のリール
すでに廃番だが、今現在ならばまだ新品で格安品が残っているはず。
番長は新品の本体と余っていたスペアスプールを合わせて、かなりの激安で引き取ってきました。
以外に安価で、海の大物と渡り合える堅牢さは、とても魅力的。
魚が掛って走られた時に奏でるキンキンキン!と言うドラグ音は夏の海に似合うでしょう。
性能は?と言えば最近の国産のエントリーモデル・・・・いや一昔前のローエンドリール位の性能だろうか?
もちろんハンドル逆転ストッパーなんて言う物は付いていないので、
カックンカックンします。
巻き心地もお世辞や冗談でも
「良い」とは言えない。
しかも重いのだ
ちなみに今回番長が購入したのは4400SSと言うモデル
下から数えて3番目のPENNにしては小型のモデルではあるが、最近の国産に比べれば重量級・・・
それでもグラファイトボディなので、前モデルに比べて軽量化に成功してる。
前モデルは金属ボディなので、更に重い・・・・・・・
スペックはこんな感じ↓
Gear Ratio 5.1:1
Line Capacity (yrd/lb) 200/10
Weight (oz.) 12oz
国産の物に例えるとシマノで4000番クラスかな?
通常シイラなんかに用いる時は一つ上のモデル、4500SSが多いようですね
チューンナップパーツも4500SSなら結構あるし、合わせるロッドにもよるが
コチラの方が無難でしょうか・・・・・
国産のハイエンドクラスのリールは魅力的な性能を持ち合わせているのは確かだ。
年々ハイスペックになって行くのを見ていると「技術って凄いなぁ」と思わせる。
ただ、番長の心にいま一つビビ!!と来る物が無いのだ・・・・・もちろん否定をしている訳では無い。
「良く出来すぎ」なのですよ、自分自身の劣等性にオーバーラップさせているのだろうか?
この「出来の悪さ」に惹かれてしまったのね
VAN STAALも決して「出来の良い」リールでは無いです、正直言えば
価格=性能 ではないです。
ただ、不器用さが非常に心をくすぐるんですよね・・・・VAN STAALも買うでしょうねきっと・・・・。
ただ
「出来が悪いのが好き」とは言っても、今回購入した時に一つだけ気に入らなかったのが
ハンドル
こんな感じのが付いていました↓
いかにも!ってな感じが嫌で、交換してしまいました。
実はこの上の画像、4500SSなんです。
これを中古で購入して、ハンドルだけ取って移植したのだ。
昔のモデルは最初からこの金のクラシック・ハンドルがついていました。
なので、古いモデルを探し出しての交換になったので非常に面倒でした
なので純正ハンドルのない4500SSが余っていたりする・・・・・・結構傷が入っていますが
現役ですよ、ダレか欲しい人います?
しかもですね、このクラシックハンドル、そのままでは4400SSに搭載する事が出来ません。
ねじ込み式のハンドル差し込み口に、ワッシャーを入れないと付きません。
パーツリストでは4400SSと4500SSのメインギアの直径と
パーツナンバーが一緒だったので「イケる!」とニヤニヤして購入したのですが
ボディサイズが全く違うので、入りませんでした・・・・・・焦りました。
ちなみに4400SSのハンドルは4500SSのボディにはポン付け出来ません。
各パーツも4400SSと4500SSは互換性が少ないです、丁度4400SSから分かれ目らしく
別なリールと言っても過言では無いでしょうね。
今後はラインローラーにベアリング入りを組み込み、PE対応にします。
先程も書きましたが、ハンドルの遊びが大きいのが少々気になります
これはローター内部にある
「ラチェット」の歯数が6個しか無いためで
12歯に換える予定です、これにより多少は改善される事でしょう。
このPENNリールは一般には
「堅牢」とか
「丈夫」と言われていますが、それはすでに「精密機器」になって
しまった国産スピニングに比べて・・・・の話であり、決して乱暴に扱っても壊れない事を意味する物ではありません。
やはり大切に使ってこそ、愛情が湧くと言う物ですね!
それに構造がシンプルなので、そう言った意味合いでは丈夫かもしれませんね。
それに、万が一壊れても部品交換は、メカに多少の知識がある男の子なら
比較的容易に直す事が出来るのも魅力の一つです。
でもね、ボディ形状は上のサイズの7500番や9500番のほうがカッコウ良かったりする。
アレがそのままダウンサイジングされたモデルが出たら、即!!!!買いなんだけどなぁ~。
絶対に使わないけど、コレクションとして9500SSは欲しいかな?
みなさんも安く手に入るので、この夏はこのクラシックな外観のPENNでオフショアなんか如何ですか?
次回はコレに合わせるロッドのお話をしますね♪