PENN SPINFISHER 4400SS

番長

2008年06月21日 02:47

本格的に梅雨入りになったようですね、湿気が物凄くてとても不快です

皆様いかがお過ごしでしょうか?


さてさて先日「黒潮の使者が来る」で書きました

オフショア用のスピニングリールのお話です。

tachibanaさんと、何度も何度もやりとりをして、談義していたのですが

第一候補のVAN STAAL VS100ですが、未だ踏み切れずにいます

そんなある日、釣り具屋で寂しそうに横たわっていた、こんなスピニングを見つけました

PENN SPINFISHER 4400SS





PENNと言えば、ちょっと昔なら海の男のリールとして有名なアメリカ製のリール

すでに廃番だが、今現在ならばまだ新品で格安品が残っているはず。

番長は新品の本体と余っていたスペアスプールを合わせて、かなりの激安で引き取ってきました。



以外に安価で、海の大物と渡り合える堅牢さは、とても魅力的。

魚が掛って走られた時に奏でるキンキンキン!と言うドラグ音は夏の海に似合うでしょう。



性能は?と言えば最近の国産のエントリーモデル・・・・いや一昔前のローエンドリール位の性能だろうか?

もちろんハンドル逆転ストッパーなんて言う物は付いていないので、カックンカックンします。

巻き心地もお世辞や冗談でも「良い」とは言えない。


しかも重いのだ

ちなみに今回番長が購入したのは4400SSと言うモデル

下から数えて3番目のPENNにしては小型のモデルではあるが、最近の国産に比べれば重量級・・・



それでもグラファイトボディなので、前モデルに比べて軽量化に成功してる。

前モデルは金属ボディなので、更に重い・・・・・・・

スペックはこんな感じ↓

Gear Ratio          5.1:1
 Line Capacity (yrd/lb)   200/10  
 Weight (oz.)         12oz


国産の物に例えるとシマノで4000番クラスかな?


通常シイラなんかに用いる時は一つ上のモデル、4500SSが多いようですね

チューンナップパーツも4500SSなら結構あるし、合わせるロッドにもよるが

コチラの方が無難でしょうか・・・・・



国産のハイエンドクラスのリールは魅力的な性能を持ち合わせているのは確かだ。

年々ハイスペックになって行くのを見ていると「技術って凄いなぁ」と思わせる。



ただ、番長の心にいま一つビビ!!と来る物が無いのだ・・・・・もちろん否定をしている訳では無い。

「良く出来すぎ」なのですよ、自分自身の劣等性にオーバーラップさせているのだろうか?

この「出来の悪さ」に惹かれてしまったのね



VAN STAALも決して「出来の良い」リールでは無いです、正直言えば 価格=性能 ではないです。

ただ、不器用さが非常に心をくすぐるんですよね・・・・VAN STAALも買うでしょうねきっと・・・・。


ただ「出来が悪いのが好き」とは言っても、今回購入した時に一つだけ気に入らなかったのが ハンドル

こんな感じのが付いていました↓



いかにも!ってな感じが嫌で、交換してしまいました。


実はこの上の画像、4500SSなんです。

これを中古で購入して、ハンドルだけ取って移植したのだ。

昔のモデルは最初からこの金のクラシック・ハンドルがついていました。

なので、古いモデルを探し出しての交換になったので非常に面倒でした

なので純正ハンドルのない4500SSが余っていたりする・・・・・・結構傷が入っていますが

現役ですよ、ダレか欲しい人います?


しかもですね、このクラシックハンドル、そのままでは4400SSに搭載する事が出来ません。

ねじ込み式のハンドル差し込み口に、ワッシャーを入れないと付きません。

パーツリストでは4400SSと4500SSのメインギアの直径と

パーツナンバーが一緒だったので「イケる!」とニヤニヤして購入したのですが

ボディサイズが全く違うので、入りませんでした・・・・・・焦りました。



ちなみに4400SSのハンドルは4500SSのボディにはポン付け出来ません。

各パーツも4400SSと4500SSは互換性が少ないです、丁度4400SSから分かれ目らしく

別なリールと言っても過言では無いでしょうね。


今後はラインローラーにベアリング入りを組み込み、PE対応にします。


先程も書きましたが、ハンドルの遊びが大きいのが少々気になります

これはローター内部にある「ラチェット」の歯数が6個しか無いためで

12歯に換える予定です、これにより多少は改善される事でしょう。


このPENNリールは一般には「堅牢」とか「丈夫」と言われていますが、それはすでに「精密機器」になって

しまった国産スピニングに比べて・・・・の話であり、決して乱暴に扱っても壊れない事を意味する物ではありません。

やはり大切に使ってこそ、愛情が湧くと言う物ですね!


それに構造がシンプルなので、そう言った意味合いでは丈夫かもしれませんね。

それに、万が一壊れても部品交換は、メカに多少の知識がある男の子なら

比較的容易に直す事が出来るのも魅力の一つです。





でもね、ボディ形状は上のサイズの7500番や9500番のほうがカッコウ良かったりする。

アレがそのままダウンサイジングされたモデルが出たら、即!!!!買いなんだけどなぁ~。

絶対に使わないけど、コレクションとして9500SSは欲しいかな?

みなさんも安く手に入るので、この夏はこのクラシックな外観のPENNでオフショアなんか如何ですか?


次回はコレに合わせるロッドのお話をしますね♪


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