QTC その2

番長

2011年04月15日 15:08

皆さまこんにちは!

余震が続く毎日で不安もあるかと思いますががんばって行きましょう!

さてさて、先日このブログでUPした「QTC」と言うアルミフレームですが知人友人問わず
結構な反響を頂きました。

日本で見たことの無いパーツだけに興味も尽きなかったのではないかと思います。

お見合い写真もかなり楽しんで頂けたようで、番長も嬉しいです!

ちょっと流行っちゃうんじゃね?なんて若干のジェラシーも残しつつ、フレームを見ながら友人と中学生
よろしく、夜中にあ~だこ~だと語り合っておりました

友人も驚いていたのは、外見は元よりその滑らかな各部の動きに他ならない。

日頃メンテを怠らない性格なので、通常でも問題の無い回転力を誇っておりましたが、このフレームに
換えるとAmbassadaerをお使いの方は多分ビックリすると思います。

メンテやチューンの具合にもよるのですが、ドノーマルのオールドAmbassadeurでも同じ効果が得られます。

前回も書きましたが、レベルワインド関係のギア類の干渉を全く受けなくなりますのでキャストに関して
回転力は飛躍的にアップします。



スプール側のギアも取り外せば幾らかの軽量化に貢献するだろうし、多少の恩恵は受けると思います。



番長は敢えて外してはいませんが、例えばAvail社の軽量アルミスプールに変換すれば更に効果が得られるでしょう!

感覚的な話ですいませんが、国産だとカルカッタ200クラスに相当する性能は優に発揮できます。


僕と友人の感想ですが、キャストはなんだかんだでどうにでもなると思ってます。

関心するのはハンドル回転の滑らかさに尽きます。

時代の流れや様々な要因により多少の変更を余儀なくされたとは言え、基本的な設計は変わっていない
このひとつのリール。

現代機がハイテク機構、素材が満載だと言うのに頑固に貫いております。

その設計レベルの高さを、このフレームを搭載する事で見事に証明してくれた。

オリジナルのフレームは真鍮やアルミなどを使用していますが、設計とは別に加工精度の問題もあったのでしょうね。

多少の歪みを吸収する為に搭載された樽型のベアリングや「撓む」事でショックを和らげるフレーム・・・
必然か偶然かは当時の開発者に聞いてみないとわかりません。

この設計をしたABU社に敬意を払わずに居られません。

最小限とも思えるパーツ点数で成し遂げたこの偉大な回転は、僕らの遊びに欠かせない存在になってしまいました。



ギアの大きさや位置、ビスの一つに至るまで開発者や当時の背景などを想像すると、ワクワクが止まりません。

分解し、油を塗りこみまた組み立てる・・・こんな事を大人が夢中になれるって凄い事です。

自分のデスクの上でまで楽しませてくれる数少ない物の一つと言えるだろう。

Ambassadeurが好きになって良かった。

釣りの楽しみは釣るだけにあらず。


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